昔話。

おはようございます。

 

今日は休みなので朝活からスタートです笑。

 

仕事があるとシフトが不規則なので朝活難しいのですが、休みなら思う存分活動できます!

 

早起きは三文の徳!

 

 

今日のテーマは「昔話」について書いてみたいと思います。

 

ショートステイの利用者に96歳の女性がいます。

 

話すことが大好きでよく会話をするのですが、先日の帰りの送迎でこんな話をしてました。


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私が36歳の頃、家を買ったんだ。

 

今から60年前の話だ。

 

その家を買うときは最高の材料で建てることになっていたのに、出来上がって3ヶ月住んだ春のこと。

 

屋根に隙間ができてそこから光が入ってくるんだ。

 

初めは我慢してたんだけど、夏には雨風が壁の隙間から入ってくるようになった。

 

流石に我慢できなくなって不動産屋に文句を言いに行ったんだ。

 

1歳になったくらいの子供をおんぶして。

 

子供を旦那は見てくれないからね。

 

連れて行くしかない。

 

隙間だけの補修ではなく、家全体を交換しろって言ってやった。

 

結果はトタンで家の隙間を塞ぐ形になったんだけど。

 

旦那も誰も不動産屋に言ってくれないから、私がやるしかない。

 

昔は旦那さんは働くことが大変で、当時高校の先生をしていたんだけど、自動車学校の教官もやっていたんだ。

 

昼は高校、夜は自動車学校。

 

帰ってご飯食べて寝るだけ。

 

旦那さんを支えるのが私の役目。

 

旦那さんが会合でお酒を飲んで帰ってきても、旦那さんには何一つ文句言わないで、はい。と答える。

 

時々酒に酔って、小さな川に自転車で落ちて帰ってくることもあった。

 

そんなときでも、文句一つ言わないで服を着替えさせて介抱したんだ。

 

旦那さんは亡くなる前に私にこう言った。

 

「死んでもお前のことは守るから」

 

だから今でも旦那さんは近くにいるんだ。

 

私にとっては神様なんだ。


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自分は帰りの送迎の車の中で聞く昔話が大好きです。

 

この利用者だけではないのですが、帰りの送迎の時間は自分にとっては最高の勉強の場です。

 

この話を聞いた時、懐かしさを感じました。

 

自分にとって96歳位の利用者は、祖父母くらいの年代です。

 

今は亡くなって居ないのですが、小さい頃に見た祖父母のことを思い出します。

 

生きていたらこんな会話もしたかったなぁ。

 

会話の内容はともかく、こうやって昔話を聞けるというのは自分にとって幸せなことです。

 

しかも気兼ねなく話してくれるのでありがたいです。

 

まさに教科書には載ってない、その人にしかわからない貴重な体験談です。

 

そしていろんなことを教えてくれます。

 

昔の話ですが、参考になることばかりです。

 

こんな話を生で直接聞けるのは、介護をしていて良かったと感じるときでもあります。


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自分も歳を取ってそんなときが来たら、若者に自分のことをしっかりと伝えられるだけの人生を送っていきたいと思いました。

 

良いことも悪いこともしっかりと伝えられる。

 

そんな素直なおじいさんになりたいですね笑。

 

利用者の皆さん、ほんとにいつもありがとうございます。

 

日々感謝です。

 

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。