こんにちは。
今日は休みです。
そしていい天気です。
こんな日は外で過ごしたいと思います。
その前にブログ書きます笑。
環境を変えながら、少しずつやることやっていきたいと思います。
今日のテーマは「最強です!」について書いてみたいと思います。
目次
<久しぶり>
先日、久しぶりにショートステイに行ってきました。
それは自分がデイサービスで残業しているときのことでした。
ショートステイのスタッフから、「利用者が夕食後の薬を飲んでくれない」と連絡が来ました。
この利用者は、デイサービスも利用されている方で、自分も先日会ったばかりでした。
そして、ショートステイも長く利用されているので、自分にとっては馴染みの深い利用者です。
ショートステイに行くと、服薬できていない利用者が歌番組を見ながら食席でひとり座っていました。
状況をスタッフから聞くと、いつものように薬にトロミを付けて服薬してもらおうとしたのですが拒否が強くてできませんとのこと。
この時点で、自分は感じました。
(たぶん、自分がやってもこの状況では薬を飲まないだろうな…)
<まずそう>
まず、薬が漢方薬と錠剤を砕いたものが混ざっている状態で、スプーンの上に乗ってました。
色は茶色です。
正直、まずそうな、苦そうな、とにかく口に入れたくないような色、艶、形状、見た目でした。
これを見せられたら、自分だったら口には居れたくないでしょうね苦笑。
ちなみに、この利用者は認知症があります。
機嫌によって状況は左右されやすいです。
スタッフの声掛けや環境など、特に影響が出やすいです。
そんな利用者に、いきなりこの状態の薬を見せてしまってはたぶん飲まないと思います。
認知症の利用者は薬を処方されていることなんて覚えてません。
そんな状況で、このまずそうな薬をいきなり出されたら、まず拒否しますよね苦笑。
<環境変化>
さらに、食後ショートステイがどのような状況だったかは自分にはわかりませんが、薬の服用を拒否された後に、スタッフは環境を変えようとか思わなかったのか?
たしかに食後は忙しいと思います。
他の利用者のこともありますので。
しかし、自分に助けを求める前に、いろんなことができたのではないかと思いました。
要するに、食席で歌番組を見て自分が来るまで過ごしていたということは、この状態で繰り返し薬の服用をしていたと思いました。
環境を変えてみる。
例えば、本当はトイレに行きたくて我慢していて、機嫌が一時的に悪くなり、薬の拒否があったかもしれません。
そんなことも、認知症の利用者の場合、上手に訴えられないので、ありえます。
そのようなことも想定して、介護士として判断材料にあったかということです。
自分だったら、一度トイレに連れていくとか、居室に誘導するとか、やっていたと思います。
その上で、ダメならば違うスタッフに助けを求めるということもあると思います。
(※あくまでもこの利用者の場合ですので、利用者によって状況や優先順位は変わります)
<在宅介護>
さらにもう一つ。
ショートステイは、在宅介護です。
このような状況(拒否が強い)のときには、家族に報告連絡し、相談することが必要です。
もちろん、夜遅くなどはできないこともありますが、この利用者の家族には、このような状況になることも既に話をしているので、「いつでも電話してください」と言われています。
このような状態(拒否が強い)で無理やり薬を飲ませて、誤嚥(喉に詰まらせたり)してしまったなんてことになったら、それこそ家族からクレームが来るでしょう。
いろいろと書きましたが、自分がショートステイに呼ばれて、スタッフから話を聞いた時点で感じたことでした。
まずは、やってみないと分からないこともありますので、自分がそのまずそうな薬を持って利用者のもとに行ってみました。
自分は顔なじみなので、挨拶から入ると機嫌よさそうに、歌ってました。
少し話を聞きながら、薬を出すとこの時点でこんな答えが利用者から帰ってきました。
「私、薬飲んでないから大丈夫」
そうです。
すでにこの薬は飲まない。
と本人は思っています。
これ以上ここでやると拒否が強くなり、自分自身の信頼関係に問題が生じるので、ここで服薬は止めました。
そして、スタッフに状況を説明し、やり方はいくらでもあるけど、夜も遅くなると悪いので、今は家族に電話することが一番だと伝えました。
そして、家族に電話連絡し、無理して服薬しなくても大丈夫だと了解を得たそうです。
<人それぞれ>
もちろん、薬は服用したほうが良いのですが、できないこともあります。
特に認知症の利用者は、環境やそのときの体の状態などによっても左右されやすいです。
そんなときに、どうすれば良いのか。
この利用者は、いつもどのような様子で過ごしていたか。
普段から利用者のことを理解しておくことが、大事です。
介護に必ずといった答えはありません。
しかし、利用者それぞれに合った介護のやり方があります。
ここを理解してないと、介護士としてはレベルが低いと思います。
このスタッフも後からお礼を自分に言ってきましたが、それは自分に言うのではなく利用者に、家族に言って欲しいのです。
このスタッフも3年目になります。
この利用者とも何度も長い間、関わっています。
経験値が足りないのかもしれませんが、これを機に勉強してもらえたら嬉しいです。
<考える力>
そして自分は今回のことで、感じることがありました。
介護って論理的応用力が必要だと。
要するに、論理的に考えることも必要なんだと思いました。
利用者の拒否があったからダメではなく、そのあとどうしたら拒否を回避できるか、いかに利用者に受け入れてもらえるか。
考える力が必要なんですね。
考える力が不足していると、利用者にも迷惑をかけることになる。
考えるためには、多くの情報が必要である。
多くの情報を得るためには、普段からの情報収集や観察力、コミュニケーション力が必要である。
これらのことは、介護をしていく上で特養だろうが、ショートステイだろうが、デイサービスだろうが、必須だということ。
今回のことで、自分自身も我に返ることができました。
いかに介護が大変な仕事なのかが、なんとなく理解できました。
ショートステイのスタッフが、ダメとかそういうことではなく、3年目くらいの経験では判断できないこともあるということです。
要するに、その利用者のことを理解するには普段からしっかりと関わらなければいけないし、信頼関係も大事だし、あらゆる状況でも判断できる行動できる力も大事だし、これらのことは、1年、2年で学べることではないということです。
もちろん、すぐに実践できる優秀なスタッフもいると思いますが、誰でもできる介護を目指すならば、それなりの教育と年月は必要だということですね。
<教育>
自分もデイサービスに異動してきて2か月が経ちました。
たかが2か月です。
こんな短い時間でいろんなことができるなんて、無理に近いです。
やはり上司はもっとスタッフの教育やその成長に力を注ぐべきだと思います。
職員不足でいろんなことが、不安定になっています。
ショートステイのスタッフも、自分が居たときには今回のように都度教育してきました。
現在は、新しいショートステイのリーダーが来たので、そのリーダーも教育できる状態ではないのだと思います。
そのリーダーだってきっと勉強中でしょう。
教育って大事ですね。
<最強です!>
人の感情まではマニュアル化できません。
しかも、スタッフの対応によっては、利用者の感情も変わります。
上手く答えが出せませんが、介護ってやればやるほど、奥が深いですね。
だから面白いんですけどね笑。
介護は人生そのものです。
人って面白いんです。
相手のことを理解することって、簡単ではないです。
だから面白いんですね。
理解しなくて良ければ、それでも良いのですが、介護はそうはいきません。
介護は相手を理解しなければできません。
だから家族は最強です!
家族が一番の理解者だからです。
例外はあるかもしれませんが、家族が一番です。
介護士は家族のようになれますが、親族にはなれません。
家族だからこそ介護ができないということもあると思います。
それも家族だからこそです。
家族って大事ですね。
そして介護や福祉がもっともっと理解されていく社会になっていってほしいですね。
家族だけが苦しむのは違うと思います。
社会で家族を支え合う。
家族にはなれないかもしれませんが、家族のような関係にはなれると思います。
自分は人が好きなんだと思います。
(もちろん嫌いな人もいますよ笑)
でも、人は好きなんですね。
人を嫌いで終わる人生よりも、人を好きで終わる人生のほうが自分は嬉しいですね。
そんな人生にしていきたいですね笑。
人生いろいろ。
同じ人生なんてひとつもないはずです。
そして、人生楽しみましょう!
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる。