こんにちは。
お久しぶりです。
前回のブログ「インフォームド・コンセント」で、左足のアキレス腱を怪我したことを書きましたが、今回は右足です笑。
今日のテーマは「初めての…」について書いてみたいと思います。
目次
<試合に出たい>
左足のアキレス腱を怪我したのは7月7日(日)。
サッカーの試合にて負傷し、結果は左足アキレス腱が一部断裂し、裂けた状態でした。
アキレス腱が裂けるなんて、初めて知りました。
アキレス腱周辺が炎症を起こしていたので、痛みと腫れが数日みられました。
そして3週間の治療とリハビリの甲斐があり、完治とはいきませんでしたが走ったり蹴ったりする状態まで回復しました。
この調子なら、次の試合に出れると自分なりに判断し、安心していました。
この時点では左足のことしか考えていませんでした。
短い時間でも良いから試合に出たい。
ただそれだけでした。
<バチン!>
7月28日(日)。
左足の具合を見ながらサッカーの試合に出ることになりました。
準備段階では、無理しなければ走ることも蹴ることも出来ましたので、自分は油断していたのかもしれません。
試合が始まり、自分の中ではできる限りのプレーをしました。
無理しないように。
前半20分。この時が来るまでは…。
それはチームメイトからパスを受けて、いざドリブルをしようと一歩踏み出した瞬間に起きました。
「バチン!」
まず、自分の耳に弾けるような音が聞こえました。
そして、音と同時に後ろから右足を蹴られたような衝撃を受けました。
自分はこの瞬間、後ろからファウル(反則)を受けたのだと思っていました。
そのまま倒れこむように地面に転がりました。
自分ではまだファウルを受けたものだと思っています。
しかし、チームメイトや対戦相手の選手たちが、自分のもとに駆け寄ってきます。
(ん?いつもと何か違う)
すると、チームメイトから声が掛かりました。
「すごい音がしたから、これアキレス腱だな」
(え?アキレス腱?)
自分は左足のアキレス腱を前回の試合で負傷していましたので、左足を疑いましたが変わりありません。
そして右足首に力を入れて立ち上がろうとした瞬間、自覚しました。
(あれ?力が入らない??)
足首は動かせたのですが、立ち上がろうとすると足首が固定できずに転んでしましました。
自分は右足のアキレス腱までも負傷してしまったのです!
この瞬間、頭の中は真っ白になりました。
(なんで右足??)
(しかも断裂??これで両足??)
左足はこの時点では痛みもなく、完治してはいませんが動かせています。
チームメイトに肩を借りて、フィールドから出て、アイシングを始めました。
「とにかく冷やしたほうが良い」
控えのチームメイトも協力してくれました。
自分は巻いていたテーピングを外すと、アキレス腱辺りが凹んでいるのを確認しました。
(こりゃ、アキレス腱だな…)
ショックでした。
回復するのだろうかとか、家族になんて話しようかとか、介護の仕事できるのかとか、ここから帰れるのかとか、たくさんの不安に押し潰されそうになりました。
試合が終わるまでは、まだチームメイトが試合で戦っているので自分もアイシングしながら応援しました。
そして、試合は終了しました。
チームメイトは自分の怪我のことを一番に心配してくれました。
(ありがたい)
帰りのことまでも心配してくれて、自宅まで送ってくれました。
自分が情けないのと申し訳ないのとで、とにかく謝ってました。
そして帰宅後、家族から救急外来に連れて行ってもらい、整形外科のドクターが居なかったので応急処置だけして翌日、整形外科を受診することになりました。
翌日受診した結果、やはり「右足アキレス腱断裂」でした。
この時点では覚悟はできていたのですが、左足のように軽い断裂であることを願っていましたが、右足は完全断裂でした。
人生初めてのアキレス腱断裂です。
ドクターから手術するか聞かれましたが、自分はすでにネットで調べていたのでなんとなく決めていたのですが、保存療法を選びました。
手術したほうが早く回復するとは言われたのですが、保存療法でも時間は掛かっても手術と同じくらい回復するとネットにも書かれていたので、ドクターとも話し合い保存療法にしました。
自分がアスリートならば手術を選んでいたかもしれませんが、ただのサッカー馬鹿なので、そこまでは望みませんでした笑。
とにかく保存療法で治って欲しい。
ただそれだけです。
<初めてのこと>
そして、受診した大きな病院では入院せず外来だとリハビリは難しいと言われ、左足でお世話になっていた整形外科に行くことになりました。
整形外科に移動し、ドクターに診てもらい、再度アキレス腱断裂の診断を受け、ギブスをすることになりました。
人生初めてのギブスです。
そしてこの時点で、松葉杖を使っていたのですが、使い方がわかりません苦笑。
人生初めての松葉杖です。
歩くのもあべこべで、何が何だかわからない状態。
後から理学療法士の先生に松葉杖の使い方を聞きましたが、とにかく慣れません。
頭に入っているけど、実際の動きがちぐはぐです。
また自分が情けなくなってきました。
(はぁ~)
松葉杖を使うにしても、健康な足(健側)は左足です。
でも、左足も実際は完治していません。
松葉杖で歩行すると、さらに左足の痛みが増してきました。
でも、右足よりは健康です。
左足を庇いながら松葉杖で歩くしかりません。
(まずは松葉杖の使い方をマスターしよう!)
<強く生きる>
そして整形外科から働いている介護施設に移動し、右足のアキレス腱断裂の報告に行きました。
事前に電話での報告はしていたのですが、驚かれました。
部長や係長との話し合いの結果、介護は厳しいとの判断になり、ギブスが取れるまでの約2か月間は仕事を休むことになりました。
ドクターの診断書では、ギブスが取れるまで約2か月、その後のリハビリで約2か月との内容でした。
まずはギブスが取れるまでお休みとの判断ですが、ギブスが取れた後もリハビリが待ってます。
またその時点で休みを延長するかは考えるということになりました。
施設長も優しく対応してくれました。
ありがたいです。
人生初めての長期休暇です。
自分は今までいろんな仕事をしてきましたが、2か月間も休んだことがありません。
離職中は別として。
正直、右足の負傷は痛いですが、この長期休暇は思いがけない出来事でした。
もちろん、職員には迷惑を掛けるのですが、自分にとっては人生初の長期休暇です。
怪我を治すことはもちろんですが、これを機にやりたいことを考えて実行するチャンスだと思いました。
以前のブログでも書きましたが、一人になる時間も必要です。
家族や仲間に囲まれて、話し合うことも大事ですが個人で考える時間も必要です。
この2か月間を有効に使おうと思いました。
長い人生で見れば2か月間なんて、あっという間です。
今年も既に8月になろうとしています。
時の流れは、あっという間です。
しっかりと考えて行動していきたいです。
そして2か月後、成長した自分を職員にも見せたいと思います。
そのためにもいつも以上に自分に厳しく生きたいと思います。
「強く生きる」
この2か月間の目標です。
<マイナスをプラスに変える>
正直、足の痛みもありますし、生活も不自由なところもあります。
移動することすら困難な状況です。
でも、このマイナスの状況を介護士として活かしていきたいと思います。
利用者の立場になることもひとつの勉強です。
利用者個人によって症状は違いますし、自分のアキレス腱が切れたくらいで利用者の立場がすべて理解できるとは思っていません。
でも、少しでも理解できるならばこれは今後の介護人生において、プラスなのではと考えています。
完治するまでにはリハビリもあります。
介護施設でのリハビリとは違うかもしれませんが、何か通じるものもあると思います。
アキレス腱断裂をマイナスに捉えず、プラスに変えられるように、いつかこの経験が誰かの役に立つように、経験していきたいと思います。
そして、家族にも、職員にも、仲間にも、利用者にも、いつか恩返ししたいと思います。
この気持ち、忘れないように。
そしてこのブログが誰かの力に少しでもなってくれたら嬉しいです。
人生いろいろです。
両足のアキレス腱を数週間のうちにケガする人間もここに居ます笑。
思いがけないこともあると思います。
プラスなことばかりではありません。
元気出していきましょう!
目標に向かって少しずつ進んでいきましょう!
以前、96歳の利用者が言ってました。
「人生は細く長くだぞ!」
コツコツいきましょう!
そして必ず成功しましょう!
その日まで、自分は何度でも起き上がってみせます。
アキレス腱も完治してみせます!
大好きなサッカーもまたやりたいです。
すべて継続は力なりです。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。