こんにちは。
皆様、水分取ってますか?
今日のテーマは「慣れない杖を使って歩くことの難しさ。無理はしないでチャンスを待つ」について書いてみたいと思います。
目次
<杖を初めて使うことの難しさ>
右足アキレス腱断裂から6日目です。
松葉杖を使った歩行にはまだ慣れない状態です。
移動する手段が足ではなく「杖」になると、こんなに難しいものなんだと気付かされました。
介護施設には、杖を使って移動されている利用者がたくさんいます。
日常生活で、杖を使って移動されている利用者や高齢者、怪我をされている方などの気持ちが、自分も体験してみてわかりました。
自分は介護士なので、介護面での視点になりますが、杖を使って移動されている後期高齢者は体力面や認知面などを考慮すると、さらに大変だと痛感しました。
自分の身近で利用者が使っている杖は、「T字杖(1点杖)」や「4点杖」が多いです。
その他、杖ではないですが、歩行器やシルバーカー、車椅子を使って移動している利用者も居ます。
利用者は体の状態に合わせて自分に合った福祉用具を使っています。
理学療法士さんに松葉杖の使い方を教えてもらいました。
でも頭では納得しているつもりでも、体がわかってません笑。
(この使い方で合っているのか?)
(なんとなく痛みがあるけど、これは仕方ないのか?)
など、何が正しいのか理解してません。
たぶん、自分の体に合った使い方が出来ていないのだと思います。
自分は初めて杖を使用するのですが、杖を使って歩くのって難しいですね。

<旦那さんと杖と拒否>
話は、施設での出来事になります。
先月(7月)から新しい利用者が来ました。
夫婦での利用で、二人とも軽い認知症を患っています。
家族の支えがあって在宅での生活をされています。
まずは週一回からの利用で、デイサービスに来ています。
そんな夫婦ですが、旦那さんは歩行が不安定なので、施設では杖を利用することになりました。
自宅でも杖を使っているそうで、見せていただいたものは一般的な「T字杖」でした。
でも、ほとんど使っていないそうです。
旦那さんは、歩行ができないというレベルではないのですが、たまに膝折れします。
(たまにが危ない!)
自宅にあった杖は以前購入したそうですが、体に合っていない高さだったので、機能訓練指導員が、旦那さんに合わせた杖を用意してくれました。
しかーし!
旦那さんは、「こんな杖使えない」と拒否しました!
機能訓練指導員は、新しい杖の高さ調整し、体の状態に合わせてくれました。
でも、拒否!
「そんなに新しい杖を使って欲しいのなら、ここには来ない!」
杖が無いのは危険なので、自宅で使っていた杖の高さを調整して使ってもらおうとしましたが、これも拒否!
機能訓練指導員がいくら調整しても、杖の高さを自分で調整してしまいます涙。
リスクがある以上、そのままの状態で杖を使用していただく訳にもいかず…。
旦那さんの家族に相談することになりました。
<家族の絆>
その後、家族は旦那さんの好みに合わせてじっくりと杖を選んでくれたようです嬉。
家族は2種類の杖(T字杖と4点杖)から、機能訓練指導員に選んでほしいということになりました。
これで旦那さんが納得した杖を使ってもらえると安心していました。
しかーし!
結局、機能訓練指導員が選んだ杖を使用することはなく、その日は帰りました。
そして翌週の利用日。
朝の送迎に行くと、機能訓練指導員が選んだ杖を使っていました。
家族が説得してくれたようです。
(結局、こういうことですよね笑)
家族には敵いません笑。
まだ会って間もないと、信頼関係ができてません。
何度も杖の良し悪しを説明し、機能訓練指導員が選んで調整した杖でも、使ってくれなかったのに、家族が勧めると使ってくれるんです。
いろいろありましたが、まずは杖を使ってくれただけでも良かったです。

<無理強いはしないで信頼関係を築きチャンスを待つ>
そして、杖が選定できたので、今度は歩き方の訓練をします。
しかーーし!
旦那さんは、拒否です笑。
「なんでそんな歩き方しなきゃならないんだ!」
旦那さんは杖の使い方を知りません。
今までは、旦那さん独自のやり方で使って歩いてきました。
「それで何が悪い!」
ちなみに旦那さんは、すごく優しい方です笑。
でも、杖のこととなると、怒ってしまいます。
性格は温厚でも、自分の考えと合わないとなると意地を張ります。
困り果てた機能訓練指導員から自分は相談を受けました。
「どうしても教えたとおりに杖歩行をしてくれないんです。どーしたら良いですか??」
自分は言いました。
(そこは無理しないほうが良いですよ。やっと杖の選定ができて、使ってくれているのですから、まずは良しとしましょう。一歩前進です)
(ただし、このままでは危険です。また旦那さんが機能訓練を受け入れてくれるチャンスが必ず来ますから、その時に説明できるように勉強しておいてください)
と伝えました。
まずは体に合った杖を持って歩いてくれているだけでもリスクは減りました。
本当は歩き方の訓練をして、旦那さんに合った歩き方をしてもらいたいのですが、現時点では無理に機能訓練して嫌な思いをしてまで歩かせるのは逆効果です。
杖を自分の体の一部としてまずは忘れずに使ってもらうこと。
ここから始めようと機能訓練指導員と合意しました。
もちろん、歩き方が独自で転倒のリスクがありますので、歩行時は付き添い介助します。
まずは転ばぬ先の杖であって欲しいと思います。
旦那さんは軽い認知症ではありますが、理解はしてくれます。
入浴も始めは拒否が強かったです。
「家で入っているからここでは入らない」
と旦那さんは言ってますが、自宅では入浴してません。
清潔保持も介護の仕事です。
まずは足湯から始まり、シャワー浴から湯舟へ入るようになり、今となっては自ら風呂に入ってくれるようになりました。
きっと、信頼関係が築くことができれば、旦那さんも機能訓練指導員の話も受け入れてくれると思います。
介護って面白いですね笑。

<介護される側の気持ちを理解する>
そして自分の話に戻します。
まずは杖が自分の体の一部になってもらわないと、いくら頭でわかっていても使えません。
ハサミだってそうです。
使い方を間違ったら大変なことになりますし、上手に使えばいろんなものを切ることができます。
杖の使い方が慣れていない今の自分は危険です。
旦那さんもそうですが、自分もまずは杖に慣れることを優先したいと思います。
杖がいつもそばにある生活。
(ちなみに、杖が面倒くさくてキャスター付きの椅子で移動しようかと考えたのですが、これではいずれ外出した時に杖が使えなくなると思い、辞めました苦笑)
足がギブスで固定されているので、立ち上がりも移動もしんどいです。
早く治すためにも、アキレス腱断裂した右足はなるべく地面に着けないように歩きたいです。
しかも左足もまだ完治していないので、いかに左足にも負担を掛けずに右足を庇って杖を使いこなすか。
利用者の苦労が身に染みる、今日この頃です。
介護される側の気持ちを理解することも大事ですね。

今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。