受容。

こんにちは。

 

今日は休みなので少しゆっくり起きて遅い朝ごはんを食べ、アルコールストーブで沸かしたお湯でコーヒーを飲んでいます。あ~、しあわせぇ笑。

天気はあいにく小雨が降っていますが、せっかくのお休みなので楽しんでいきましょう笑!

 

前回に引き続き、今回も介護で大切なことを話していきたいと思います。

少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです笑。

 

おさらいですが「傾聴」は、はじめの一歩として考えていただけたら、それで十分です。

そして傾聴だけでも効果はあるのですが、傾聴だけでは信頼関係を獲得できません。

結果的には信頼関係を築くというのが大事になります。

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では「受容」について話していきましょう。

意味は以下のとおりです。

 

受容(読み)じゅよう
日本国語大辞典 より)
じゅ‐よう【受容】
〘名〙
① 受け入れること。取り入れること。容受。

 

当たり前ですが笑。読んで字の如しですね笑。

ちなみに傾聴の意味は前回のブログを参考にしていただければと思います。

 

そしてここで気をつけていただきたいのは、受容と共感は傾聴をやることの意味を理解してから行っていただきたいということです。

 

自分は介護の勉強しているときに「傾聴」と「受容」と「共感」のことを講師の先生から学んだのですが、その先生は上記3つのうち、どれでも良いから1つできるようになってください。と言ってました。

しかし、傾聴ができないと受容と共感は難しいです笑。

 

初めから受容と共感をしようとすると、中途半端な受け答えになってしまいます。

なので自分は傾聴からをおすすめします。

 

傾聴して自分の感情を入れずにまずは聴きます。すると聴いているうちに何となく相手の言いたいことが見えてきます。

例えば、こだわりとか思いとか、何がしたいのか、苦しいのか嫌なのか‥。

要するに相手が考えていること思っていることの真相が見えてきます。

この見えてくるものが大事なので、傾聴は大事です笑。

 

もちろん傾聴しなくても「そんなことわかってるよ!」ということもあると思います。それでもまずは傾聴してほしいです。

それは先程も話した通り、信頼関係に繋がるからです。

 

傾聴していると、相手は「この人しっかりと自分の話を聞いてくれる、自分の言葉に耳を傾けてくれる」と段々感じるはずです。

 

そして、ここからが今回話したい「受容」になります。

 

傾聴したらその内容を受け入れてください。

 

もちろん無理難題もあると思います。

それでもまずは受け入れます。

「そうですね」「うんうん」「わかります」「なるほど」‥。

こんな言葉を繰り返して傾聴していきます。

上記した言葉の例は一部ですが、ここで大事なのは「否定しない」ということです。

とにかく受け入れます。

 

相手は話を聴いてくれる、もっと話しても良いのかとその時の感情を吐き出すように話してきます。ときには荒い言葉で笑。

 

実は介護がうまく行かないときってここがうまくできてないからなんです。

 

相手の思いとか感情を押し殺して介護士や介護する側のやりたいことをやってしまう。

よく介護の世界では個性の尊重とか言いますが、相手も人です。人である限り生きる権利があります。

(詳細はここではお話しませんが、興味のある方は日本国憲法の13条と25条をご覧ください。)

 

その人の権利とか言うと難しくて面倒くさいになってしまうので、そんなこともあるんだなくらいで頭の片隅にでも留めておいていただければそれで良いです。

 

ここで大事なのは、相手の気持ちを上手く聞き出すことがとても重要です。

 

ぜひ傾聴して受容してみてください。

 

そして、相手の言っていることが見えてくると、こんなことに気づきます。

「あ、そういうことだったのか」

それが介護で大事なことのひとつ「気づき」です。

これもまたいずれお話することができればと思いますが、気づきは介護士や介護する側の大事なスキルです。


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相手が言っていることが見えてくると、あとは「共感」になります。

共感は難しいですが、相手の立場になってみるとわかりやすいかと思います。

 

先に答えを言ってしまいますが、共感は介護側の経験と知識、そして相手の情報(病気などの既往歴やアセスメント、性格、どのような生活をしてきたか、家族しか知らないことなど)がないと難しいです。

ただそんなこと言ってたら何もできないので、自分の知識で良いので共感していきましょう笑。

 

なので、介護って家族には敵わないです。

介護士がいくら利用者と仲良くなっても、家族の絆には勝てないです笑。

 

余談ですが、ぜひ家族の方には介護士をサポートしていただけると有り難いです。

介護士はなんとか家族の一員に成れるように日々頑張っています。

でも家族のような関係に近づくことは出来ても、家族には成れないのです。

どうぞよろしくお願いします。

 

次回は「共感」についてお話できればと思います。

 

この内容が少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。

そして、何かのキッカケになっていただけたら幸せです。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。