共感。

こんにちは。

 

とうとう連続投稿記録が途切れてしまいました涙。

昨日は仕事で疲れていて、夜帰ってご飯食べたら寝てました悲。

今日の朝、起きてがっかりです。

反省涙。

 

しかしいつもの自分と違うのは、誰かが読んでくれている、見てくれていると思うと勇気が湧いてきます。

ブログやってて良かったと感じる瞬間でした。

 

継続は力なりと再度自分に言い聞かせ、今日からまた無理せずに続けていきたいと思います。

こんな自分でも頑張ってみますので、これからも宜しくお願いします笑。

 

改めまして、今日は「共感」について話していこうと思います。

 

前回までの「傾聴」「受容」までは自分自信でなんとかできることになりますが、「共感」はまさに共に感じることになります。

相手があって相手と同じ気持ちになる。

なかなか難しいです笑。

 

「共感」を調べると、このような意味になります。

 

精選版 日本国語大辞典 より
きょう‐かん【共感】
〘名〙 他人の考え、主張、感情を、自分もその通りだと感じること。また、その気持。同感。

 

いろいろな辞書で調べると難しいことが書いてあるのですが、とりあえず簡単にはこのようなことだと思います。

 

前回までの記事でも書いてますが、相手のいろいろな情報や介護士や介護する側の知識や経験が無いと上手く共感できません。

 

相手の情報とは、既往歴、生い立ちなど生きてきた経歴のようなものや、細かく言うと趣味や嗜好品、生活態度などあらゆる情報です。

 

しかし、これらの情報って果てしないです笑。

全部相手から聞き出すことも難しいし、家族にもわからないこともあると思います。

 

ちなみに施設では、ケアマネや相談員がアセスメントとして介護士に提供するのがこれらの情報ですが、アセスメントも決められた項目があるようなもので、それ以上のことはわかりません笑。

 

要するに、完璧な情報は本人しかわからないということです。

 

それでは、ここで話が終わってしまいます笑。

 

ここからちょっと話が長いですが、ゆっくりお付き合いください笑。

 

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傾聴して受容したことで、相手が言いたいことや感情が見えてきたと思います。(見えていないときはひたすら傾聴です笑)

 

そして、そこで相手から傾聴して得た情報をアセスメントと照らし合わせて相手になりきり、自分の経験や知識に合わせて相手の立場になって考えます。

 

伝えるのが難しいので例を上げてみます。

 

例えば、利用者が「私は帰りたいんだ!」ともう止められないくらいの勢いで叫んでいるとします。

そんなとき、まずは相手の目線に自分を合わせて姿勢を取り傾聴します。

 

「どうしましたか?」

 

相手は何かを訴えてきます。この状況ではきっと荒い言葉で訴えてきていると思います。

その言葉を受容します。

 

「そうですね」「うんうん」「それは大変ですね」

 

帰りたいという言葉が段々変化して、「娘に電話してほしい!」となりました。

帰りたいから娘に電話してほしい。ということです。

ちなみに娘さんは仕事されているので一日に何度も電話することはできません。

そのことを柔らかく伝えます。

 

「娘さん今仕事中で電話に出れないみたいです」

 

更に傾聴と受容を繰り返します。すると、「タクシーを呼んでくれ!呼べないならこのまま外に出て私一人で帰るから!」と言葉がさらに変化しました。

 

この利用者は車椅子を使用されていて長時間歩くことができません。もちろんお金も持っていません。このまま外に出て自宅まで帰るには、5km程の距離もあります。

 

ここで共感します。共感するタイミングは自分でいけると思ったタイミングで良いと思います。

 

相手に対して「〇〇さん、私にお任せしてもらえませんか?」

 

「帰りたい気持ちはわかりましたので、私も〇〇さんと一緒に考えさせてもらえませんか?」

 

「ちなみに体の状態はどうですか?痛いところとかありませんか?お腹が空いていたりしませんか?トイレに行きたいとかありませんか?コーヒーでも飲んで少し休みませんか?」(これらは相手の情報や状態によってかける言葉は違ってくると思います)

 

ここから先は上手くいくかどうか、正直わかりません。

信頼関係やその時の相手の状態、更には環境や時間帯にもよると思います。

 

ですがここで気づいてほしいのは、傾聴受容共感することで信頼関係が生まれ、この例では話題を変えることができるようになった。ということです。

 

もちろん、そんな簡単なことではないです。

話をそらすと、「そんなことはどうでもいいんだ!」と更に怒りだすこともあります笑。

しかし、これを繰り返していると、その時は失敗に終わったとしても、必ず次の時には効果を発揮します。

 

でも高齢者だし物忘れとか認知症で忘れちゃうでしょ?

 

と思われるかもしれませんが、ある程度の利用者なら忘れません。忘れたとしても、介護する側がこのパターンを覚えていて、次回の介護に役立てればよいのです。

 

ある程度と書きましたが、ちょっと余談です笑。

 

もちろんどうしようもないこともあると思います。けど、そのレベルならケアマネやドクターと話をしていかなければならないレベルだと思います。

これは諦めろということではなく、施設であればカンファレンスやモニタリングなどで専門職と話し合い、より良いケアを考えなければなりません。時には入院もあると思います。家族ならばケアマネと相談してみてください。

どうしようもないところで介護士や家族が苦労してほしくないと自分は思っています。

 

できることとできないことはあります。

 

そこをできるまで頑張るとか、できないから適当にやるとか、諦めるとかになる方が、結果誰かが辛い思いをします。

 

傾聴と受容と共感をしてみてもなんだか違うと感じたら、それは次のステップのサインだと自分は思います。

ぜひ、その時は自分ひとりで悩まずに周りに相談してみてください。

介護は一人で悩むのが一番辛いです。

 

一人で見るのではなくみんなで見ていきましょう。

 

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話がそれましたが、共感して相手の立場になるということは難しいことです。

でも自分はこう考えています。

 

「相手の持っている重い荷物を一緒に持つ」

 

ということだと思います。

その荷物を一緒に持ってみるとどれだけ重かったかわかると思います。

 

全て持つことはできないかもしれませんが、一緒に少しでも持つことができれば、きっと相手も少しは軽くなるのではないでしょうか。

そこに共感する意味があると思います。

 

一緒に何かをするって大事です。

 

そうすると、「信頼関係」が生まれると思いませんか?

 

信頼関係ができると、介護はうまく行きます。

必ずとは言えませんが、大事なことです。

信頼関係ができると安心にも繋がります。

安心して過ごせる施設や家って理想ですよね。

 

その信頼関係を築くために介護士は頑張っています。

家族も頑張っていると思います。

 

ぜひ介護されていてうまく行かないと壁に当たったときには「傾聴」「受容」「共感」を試してみてください。

そして、信頼関係ができて良いケアに結びつくと良いですね笑。

 

信頼関係についてもまたお話できればと思っています。

 

自分は介護をされている方が少しでも介護が楽しくなっていただけたら嬉しいです笑。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。