絆。

お久しぶりです。

 

義父が先日亡くなり、この1ヶ月間入院から葬儀まで様々なことがあり、ブログの更新が滞ってしまいました。

 

いつも支えてくださっている読者の皆様には申し訳ございませんでした。

 

今後とも、よろしければこのブログにお付き合いいただけると幸いです。

 

 

今日のテーマは「絆」について書いてみたいと思います。

 

一昨日、義父の葬儀を行いました。

 

5月5日に亡くなりました。

 

入院生活がしばらく続いていたのですが、この1ヶ月間は意識レベルも低く、いつ亡くなるかわからない予断を許さない状況が続きました。

 

面会もたくさんしたかったのですが、病院から面会規制されていて、親族でもなかなか会えない状況でした。

 

そんな状況の中、4日前に急変の連絡が病院からあり、急いで駆けつけました。

 

病室に到着したときには血圧も低く、何度も何度も義父の名を呼びかけましたが、反応はありませんでした。

 

そして、義父はゆっくりと息を引き取りました。

 

最期に会えたのは不幸中の幸いでした。

 

その後は、病院でエンゼルケアをしていただき、葬儀屋が来るのを待ちました。

 

葬儀屋が来て、霊柩車に義父を乗せると、看護師が目に涙を浮かべながら、お見送りしてくださりました。

 

通夜が終わり、火葬が終わり、時の流れもわからないような状況の中、葬儀の時を迎えました。

 

葬儀まで、なるべく簡略化したいとの家族の思いもあり、短期間で行いました。

 

人生の最期のセレモニー。

 

時の流れが進むにつれ、別れの時を早めるような何となく寂しい想いもしましたが、最期は潔く無事に滞りなく行うことが儀式としては良いのだと自分に思い聞かせ、葬儀の時を迎えました。

 

そして葬儀前には一般焼香の時間が設けられました。

 

新聞の悔やみ欄を見て、びっくりしてきましたという声がとても多く聞かれました。

 

一般焼香には、亡くなった義父が通っていたデイサービスの職員も来ていました。

 

義母が介護士と話をしていました。

 

会話の内容まではわかりませんでしたが、介護士は目に涙を浮かべながら、亡くなった義父のことをたくさん語っていました。

 

自分は同じ介護士として、とても誇らしく思いました。

 

そして、この葬儀の中で一番亡き義父のことを語ってくれたのは介護士でした。

 

きっと、日頃から介護をしていく中で、たくさんの想いがあったのだと思います。

 

この涙にはいろんな意味が込められていると感じました。

 

自分も介護士として関わってきた利用者の数は限りなく、亡くなった利用者もたくさんいます。

 

その都度、想います。

 

利用者のこと。

 

家族のこと。

 

今までの出来事が、利用者が亡くなったことで走馬灯のように思い出されたのでしょう。

 

そして、この涙には介護士としての今まで努力されてきた想いも込められていると思います。

 

自分は、焼香に来てくださった介護士の皆さんには本当に感謝しかありません。

 

自分も利用者の最期を迎えたときには、感謝される介護士になろうと改めて決意しました。

 

そして、介護士は利用者に対して、家族に対して、悔いの残らない介護をしていく必要があることも再認識しました。

 

これは、介護士だけのことではなく、親族や家族、友達や仲間、誰も同じだと思います。

 

自分は後悔はできるだけしたくありません。

 

誰だって後悔なんかしたくないと思います。

 

大切な人が亡くなったとき、後悔するよりは感謝したいです。

 

そのためには、やるべきことをやることです。

 

自分の為にも、人の為にも。

 

大切な人が亡くなるのは、寂しいことです。

 

でも受け入れなければならないこともあります。

 

寂しさに暮れているだけでは、前に進めません。

 

前に進む勇気も必要です。

 

だから自分は頑張ります。

 

頑張るなんて簡単なことではないですが、頑張ります。

 

そして、今生きている人を幸せにしたいです。

 

自分にできることは小さなことかもしれませんが、自分の力で幸せを感じてもらえたら嬉しいです。

 

そしてもっともっといろんなことを経験していきたいです。

 

その経験をいろんなことに活かしていきたいです。

 

その経験は自分の力となり、誰かを幸せにできれば、それもまた経験になります。

 

何でも経験ですね。

 

良いことも悪いこともありますが、それもまたその人にしかできない経験であり、全てを誰もが経験することはできません。

 

そしてなるべく良い方向に進むように、知識を蓄える必要があります。

 

経験したことをただの経験で終わらせないように、たくさん勉強して知識として経験と合わせる。

 

このときに人は成長するのだと自分は思います。

 

義父が亡くなって感じたこと。

 

それは絆でした。

 

人は一人では生きていくことはできません。

 

葬儀ではたくさんの人が義父を偲びました。

 

人と人との絆。

 

これからも大切にしていきたいですね。

 

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

 

また会いましょう。

 

継続は力なりと自分に言い聞かせる。