世界一のお兄ちゃん。

おはようございます。

 

最近、早起きが無理なくできるようになりました。

体のリズムが整ってきているようです。

早起きは気持ちいいですね。

デイサービスの仕事柄、早起きは必須になりますが、体の為にも早起きは良いですね。

時間も有効に使えているように感じます。

その代わり、夜はいつの間にか寝落ちしているので、もう少し習慣を見直さなければなりません汗。

特養やショートステイで勤務していた時は、今思えば体への負担は大きかったですね。

これからも早寝早起きを習慣にしていきたいと思います。

そして、今は異動したデイサービスの仕事を優先して覚えていきます!

まだ寒い日が続いていますので、皆様も体調管理に気を付けてくださいね。

 

 

それでは今日のテーマ「世界一のお兄ちゃん」について書いていきたいと思います。

目次

<急な知らせ>

先日、久しぶりに特養に行ってきました。

 

その理由は、相談員からこんなことを言われたからです。

 

「利用者が亡くなりそうです」

 

この利用者は、自分が特養とショートステイで勤務し始めた頃からずっと利用されていた方だったので、とても衝撃を受けました。

 

その後時間を見つけて久しぶりに会いに行ってきました。

 

職員の話では、最近寝たきりの状態で食事も食べなくなってしまったとのことでした。

 

利用者に話しかけると聞こえている様子ですが、頷いてくれる程度で利用者の声を聞くことはできませんでした。

 

聴覚は五感の中で最後まで残ると言われています。

 

なので、きっと自分の声も利用者に届いたのではないかと思っています。

<満足>

そして、2日後にまた相談員が自分のところに来ました。

 

「利用者は努力呼吸になってます」

 

この言葉を聞き、本当に危ない状態だと思いました。

 

そして、その翌日この利用者は亡くなりました。

 

会いに行くと、既にエンゼルケアがされている状態で、お化粧して綺麗な顔をされていました。

 

穏やかで優しい笑顔で、満足したような表情に見えました。

 

この利用者から自分はこのように呼ばれていました。

 

「世界一のお兄ちゃん」

 

自分のことを世界一にしてくれた利用者です笑。

 

ケアに行くと、「世界一のお兄ちゃん来てくれたのか」と喜んでくれました。

 

なんで自分は世界一だったのかは最後までわかりませんでしたが、世界一だと言われるほど特別な存在だったのだと思うと自分は嬉しかったです。

 

本当に出会えたことに感謝です。

 

たくさんのことを話し、たくさんのことを学ばせていただきました。

 

正直、辛い思い出もありますが、それ以上に楽しかったです。

 

介護って最後はここに繋がるんです。

 

どんなに辛いことがあっても、利用者を日頃からしっかりと一生懸命ケアしていた自信があるので、自分は満足です。

 

<良いケア>

もちろんもっと長生きしてほしかったですが、生きていれば最期は必ず来ます。

 

特養で介護しているときは、最期がいずれ来ることは頭の片隅にはあります。

 

介護の仕事をしていると、それは必要な知識でもありますし、最期まで看取る心構えも必要です。

 

介護は人生の終末期をケアすることもあります。

 

最期を迎えるその日まで、どれだけ利用者に正面から向き合っていけるかが、自分は大事だと思います。

 

何が最善なのか、何が答えなのかは利用者本人が持っています。

 

利用者本人が何がしたいのか、何を望んでいるのか。

 

その声を聴くことが、その利用者の答えになります。

 

その望みが叶えられたとき、人は満足するのだと思います。

 

それが自分は「良いケア」だと思います。

 

なので、悔いの残らないように、いろんなことを考えて、行動して、ケアしていくことが大事です。

 

それが利用者との最期を迎えたときに、笑顔で別れられる唯一の方法だと思います。

 

<世界一のお兄ちゃん>

利用者が亡くなるのはいつも寂しいです。

 

でもこれも人生なんです。

 

だから自分も日頃から一生懸命、生きようと考えています。

 

悔いの残らないように自分も生きていく。

 

それが結果として、人としてお互いに良い結果になると思います。

 

自分が満足できていれば、他人が何と言おうと成功です。

 

利用者が満足してくれたなら、自分は成功だと思います。

 

利用者の満足度を上げるには、自分の経験値も上げなければなりません。

 

どんな難題にも答えられる介護士は無敵です。

 

100%答えることはできませんが、利用者を理解することでそれに近い状態にはできると思います。

 

良いケアとは、利用者を理解しなければできません。

 

そして良いケアをしていくことは、笑顔で悔いなく最期を迎えるために必要なことです。

 

自分は介護士として、人として、これからも良いケアをしていきたいと思います。

 

そしてこれからも「世界一のお兄ちゃん」でいられるように頑張ります。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。