おはようございます。
昨日は朝から晩まで仕事でした。
ゴールデンウィークは休みの職員が多く大変です涙。
でも辛いことばかりではないので、前向きに頑張っていきます笑。
さて今日のテーマは「腰」について書いてみたいと思います。
介護ではどうしても腰への負担が多くなります。
車椅子からベッドへの移乗、トイレ介助、入浴介助、排泄介助などのケアの時など、腰を中心に作業することが多い仕事です。
特に体重の重い利用者への介助は、かなりの腰への負担があります。
自分も慢性的に腰の痛みがあります笑。
では腰への不安をどのように解消していくか。
介護では、「ボディメカニクス」という身体の使い方や効率的な動きをすることで腰への負担を少なくする方法を勉強します。
ここで「ボディメカニクス」について調べてみましょう。
ウィキペディアより
ボディメカニクスとは、人間の運動機能である骨・関節・筋肉等の相互関係の総称、あるいは力学的相互関係を活用した技術のこと。
家庭で介護を担う者や、福祉施設などで働く介護職員は、介護を必要とする人を抱えたり、持ち上げたり、支えたりしなければならない。 そのため介護者の身体への負担は大きく、介護従事者の8割が腰痛や肩こりを経験しているという調査結果もある。
このような介護負担を軽減させるには、余分な力を使わず無理のない姿勢で介護する方法が有効である。 介護だけでなく、看護・育児でも活用することで、身体の負担を軽減することができる。
おお!言葉が難しいですがその通りです。
「力学的相互関係を活用した技術のこと」というのがあってると思います。
ボディメカニクスの原則もウィキペディアに書いてあったので、載せておきます。
●支持基底面積を広くする
介護者の足幅を前後左右に広くとる事で立位が安定する。
●重心の位置を低くする
介護者が膝を曲げ、腰を落とす事で重心が低くなり、姿勢が安定する。
●重心の移動をスムーズにする
対象を持ち上げるのではなく、水平に滑らせるように移動する事で負担が軽減する。 また、垂直に向かい合ったり、移動する方向に足先を向けるとよい。
●重心を近づける
本人に接近する事で容易に介助できる。
介助者は、介助動作中の重心線が支持基底面を通る姿勢を維持しながら利用者に重心線を近づける。
●てこの原理を使う
肘や膝を支点にし、てこの原理を使う。
●身体を小さくまとめる
仰臥位姿勢の身体各部位の体重に対する割合は、およそ頭部7%、胸・腹部33%、臀部44%、下肢部16%である。
対象の両手、両足を組む事で摩擦が少なくなり、移動しやすくなる。
●大きな筋群を使う
大きな筋群(大筋群)とは、大胸筋、広背筋、大腿四頭筋、腹直筋、大臀筋、脊柱起立筋のことをいう。
腕や足、指先だけの力で動作するより、大きな筋群を使用した方が力が大きく効率的である。
まさにその通りです。
大項目だけでも見ていただければ何となくわかると思います。
このように身体を上手に使って腰への負担を軽減していきます。
排泄ケアのときには、ベッドの高さを上げてなるべく前屈みにならないような工夫も必要です。
前屈みになるとどうしても腰への負担が上がります。
利用者は低床にベッドの位置をしていることが通常なので、この位置で排泄ケアをするには低いです。
なるべく前屈みにならないのも腰への負担を軽減する要因になります。
腰ベルトを巻いて仕事している職員もいます。自分も巻いていた時期があったのですが、動きにくくて外してしまいました涙。
本当は巻いたほうが負担軽減になると思います。
腰は身体の中心なので、腰を痛めると介護の仕事の大半は辛いと思います。
女性の職員の方やチカラに自信のない方は、ボディメカニクスを上手に活用して、自分のやり方をマスターするのも必要だと思います。
もちろん無理な介助は自分への負担も大きいですし、相手にも負担を掛けてしまいますので、そこは無理せず二人介助などで対応することも検討しましょう。
(忙しい時などは一人でやらなきゃというプレッシャーがあるので、ケアの方法はしっかり話し合いしておいたほうが良いです)
自分はボディメカニクスを知ってから、介護が面白くなったのも覚えています。
効率良く動けると、自分の自信にも繋がります笑。
介護していれば腰への負担は少なからずありますので、介護を長く楽しくしていくためにも、ボディメカニクスなどを利用してみたり、介助する前に少しストレッチしてみるのも良いと思います。
介護する側が安心に介護することが、結果介護される側の安心にも繋がります。
無理のない介護をみんなで考えていきましょう。
介護することが負担にならないように笑。
久しぶりの朝活はいいですね笑。
日の出も早くなってきたので、朝日を浴びると希望が湧いてきます。
自分は朝日を浴びるのが大好きです笑。
特に日の出あたりの柔らかい光。
朝の空気も美味しいですね笑。
元気があれば何でもできる!
今日も元気にいってみましょう笑!
笑う門には福来る笑。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。