こんばんは。
今日と明日、久しぶりの2連休です!
小さいけど自分にとってはゴールデンウィークです笑。
どこかに行きたい気もしますが、とにかく体を休めたいと思います笑。
いつか遠出できるといいな笑。
今日のテーマは「食事形態」について書いていきたいと思います。
施設では利用者に提供する食事には様々な形態があります。
要するに利用者の「食べやすい形で提供する」ということです。
食事には簡単に言うと、主食の「お米」と副食の「おかず」があります。
自分の勤めている施設で提供する食事形態は基本以下のような種類があります。
(他にも利用者によっていろんな食事を提供していますので、あくまでも一部です)
(また、施設や製品によって名称(呼び方)は変わってきますので、あくまでもイメージとして捉えてください)
主食には
・常飯…いわゆる通常のご飯です。
・軟飯…やわらかめに炊飯したご飯です。
・全粥…いわゆるお粥です。
・酵素粥…お米の形態はなく、ミキサーでドロドロの状態になったものに酵素を混ぜた飲み込みやすくした飲み物のようなご飯です。
副食には
・常食…いわゆる普通のおかずです。
・軟食…硬いものがやわらかい食材に変わったおかずです。
・カット食…常食や軟食をキッチンばさみ等で食べやすい形に切ったおかずです。
・刻み食…カット食のさらにカットして刻んだ状態のおかずです。
・ムース食…ムース状にしたものを形を整えて提供したおかずです。ムース状なのでとにかくやわらかいです。
・ペースト食…ミキサー食とも言われていますが、ドロドロの状態の飲み物くらい形状のないおかずです。
このように食事を利用者の食べやすい形で提供します。
そのためには普段から利用者の食事の状態を観察したり、身体の状態を他職種と連携して話し合いながら食事形態を調整しています。
もちろん利用者の希望は大事ですので、本人が納得できるように配慮していきます。
食事とは味覚だけでなく、触覚、聴覚、視覚、嗅覚と五感全てで味わうものです。
これらをなるべく感じていただけるような食事形態を目指しています。
健康であれば常飯・常食はベストですが、利用者にとってのベストは何かを探していきます。
食べることは生活の一部です。
生活を支援する中で、食事の時間はとても大切な時間です。
利用者が1日の中で最も待ち遠しい時間と言っても過言ではないと思います。
不機嫌だった利用者も食事の時間になると笑顔になるくらいです笑。
食事を利用者の満足できる形で提供することはとても意味があります。
ちなみに嚥下が上手にできない利用者の水分(汁物)には「トロミ」というものを付けて提供します。
嚥下の状態によってトロミの付け方は変わりますが、これも食事形態の一つです。
前回も書きましたが「水分」は誤嚥性肺炎のリスクがあるので、気をつけなければなりません。
(詳しくは前回のブログの誤嚥性肺炎の部分をご覧ください)
このように食事形態は利用者の状態に合わせて変えていきます。
少しでも口から食べることを目指して食事の形態を考えていく。
嚥下が衰えるまでは誰だって口から食べたいですよね。
食事って大事ですね笑。
やわらかすぎても、硬すぎても、見た目が悪くても駄目なんです。
人には好みがあります。
食事はまさに好みが出ますよね。
これらの要望に応えていくのも、介護士の仕事です。
調理師や栄養士との連携も大事になります。
こう考えると、お母さんって凄いですね。
家族のために食事を考え、栄養を考え、そして調理する。
本当に感謝です。
介護しているとお母さんの凄さを感じる時があります。
5月14日は「母の日」です。
せめてこの日はお母さんに感謝したいと思います。
そして施設でも母の日イベントやります!
自分にとって利用者は、お母さん(おばあちゃん?)のような存在です。
血縁関係のない「家族」なので笑。
絶対成功させるぞ!
喜んでくれるといいな笑。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。
ちなみに嚥下とは。
日本大百科全書(ニッポニカ) より
嚥下
えんげ
そしゃくによって、かみ砕かれ唾液(だえき)と混じり合った食物や、吸い込まれた液体は、舌の上に集められ、口腔(こうくう)、咽頭(いんとう)の協同運動によって食道を経て胃に送られる。この一連の動作を嚥下という。
精選版 日本国語大辞典 より
えん‐か【嚥下】
〘名〙 物を飲み下すこと。延髄を中枢とする反射運動によって胃に送りこまれる。えんげ。
デジタル大辞泉 より
えん‐か【×嚥下】
[名](スル)口の中の物を飲み下すこと。えんげ。「錠剤を嚥下する」
[補説]「咽下」とも書く。
んー、説明が難しいですね笑。
簡単に言うと「ゴックン」と飲み込むことですね笑。