納得。

こんにちは。

 

2日間ブログお休みいただきました。

仕事で嫌なことがありメンタル的に落ち込んでいました涙。

 

しかし購読している方のブログで救われました!

これもまたブログやってて良かったと思う瞬間でした。

ありがとうございました。

 

今日は休みなので自分の時間を作りたいと思います。

体力回復を前提に今日もチャレンジしていきたいと思います笑!

 

 

今日のテーマは「納得」について書いてみたいと思います。

 

実はこのテーマは昨日の仕事中に考えていたことです。

 

昨日ショートステイを初めて利用した方がいました。

 

その利用者は難聴で耳が遠く、歩行が少し不安定ですが自分で歩ける、物忘れは年相応な方です。

 

話し掛けると穏やかな利用者でした。

 

夕方16時頃を回った頃にその利用者が自分を手招きしました。

 

「どうしましたか?」と傾聴の姿勢から入ると、利用者は言いました。

 

「私はここに来ること聞いてない。別に一人で留守番だってできるのに何でここに連れてきたのか。悲しい」

「タクシーを呼んでください。そのまま帰りますから」

 

自分はこの利用者とは初対面だったこともあり、どのような対応が良いのか探っていました。

 

まずは真実から伝えようと思いました。

 

「〇〇さん、今日は泊まりで明日帰りますよ」

(実際に1泊2日利用です)

 

すると利用者はどうしても帰りたいからタクシー呼んで欲しいと繰り返します。

 

そして利用者は声を荒げて泣き出しました。

 

「私は寂しがりなんです。ここで一人では寝れません」

「職員の方に迷惑を掛けてしまいます」

 

自分はこの言葉を聞いた時にピンときました。

 

「この利用者に仮に認知症があったとしても感情はしっかりしている。本気で泣いているんだ」

 

ただ自宅には事情があり帰れないので今日は泊まるしかありません。

 

利用者は何も告げられず施設に泊まりにきたのが悔しかったのだと思いました。

 

実は利用者がショートステイを利用されるときに、自宅から来るとこのようなことが時々あります。

 

この利用者のようにしっかりされていて、仮に認知症があるにしても理解ができる場合に何も告げられずに来るパターンです。

 

ちなみに今回の内容は認知症の周辺症状(BPSD)である「帰宅願望」とは違うと思ってください。

 

正直、施設側としては大変です。放置することもできず、この利用者に関わり続けることもできず、そして他の利用者も不安になります。

 

もちろん、家庭の事情があり利用者本人には伝えられないなどの事情もあると思います。

 

しかし、利用者本人は混乱します。

 

行き先も告げられないで車に乗ったら施設に連れて来られ、気がついたら老人福祉施設。しかも今日は泊まりと職員から告げられる。

 

想像してみてください。

 

これを家族からされたら寂しくないですか?

 

辛くないですか?

 

もししっかりされているのであれば、せめて行き先と目的は伝えるべきだと思います。

 

そして安心した状態で施設利用される。

 

利用者本人に説明しても納得しないから、説明しないで施設に行かせるのかもしれませんが、そんな利用の仕方では施設側も利用者本人も迷惑です。

 

今回のように初めてのショートステイ利用であれば、まずはお試しであったと思いますので、この辺りをしっかりと計画しておく必要があったと自分は思いました。

 

要するに本人を抜きにした介護計画(ケアプラン)は駄目だということです。

 

これはアセスメントの基本だと思いますし、細かく言えば権利擁護の話にも繋がって来ると思います。

 

もちろん利用者本人の判断が難しい時などもありますので、家族にお任せしなければならないこともあると思います。

 

もし利用者本人に判断ができない事情があるならば、その事情も含めたケアプランでないと、結果利用者も職員も混乱します。

 

利用目的が家庭の事情があってどうしても本人には伝えられないのであれば、それも考慮したケアプランにしなければ悲しい結末になります。

 

正直、この利用者はもう施設には来たくないでしょう。

 

誰も信じられなくなったかもしれません。

 

自分は血の繋がった家族ではないし、家庭のことはその家庭でないとわからないことだと思いますし、家族の立場というのもあると思います。

 

しかし、そういう理由であれば尚更ケアマネなり相談員がしっかりとケアプランを計画しないと、結果誰も幸せにはならないと思います。

 

そしてお試しの利用で簡単に考えていたのかもしれませんが、利用者のことをもっと考えてほしかったと思いました。

 

家族やケアマネや相談員にとってはお試しでも、利用者本人には本番の外泊なのです。

 

仮に利用者が帰りたくなったらタクシー呼んで帰って良いというケアプランなら納得しますけど、今回のような利用者のことを考えていないケアプランであれば、誰だって自宅が良いのでタクシー呼んで帰りますよね笑。

 

この利用者は、本当にガッカリされていました。

 

昨夜はゆっくり寝て、今日無事に帰られていることを願います。

 

そして納得された上でまた利用されることを願います。

 

介護施設姥捨山でもありませんし、収容所でもありません。

 

家庭の事情があるにしても、利用者本人のことを利用前にもっと考えなければいけないと思いました。

 

計画は大事です。

 

そしていずれ自分がケアマネになった時には、利用者本人も含めた全員が納得できるケアプランが作れるようになりたいと思いました。

 

そのためにも、もっともっと知識と経験を積み重ねてレベルアップしていきます!

 

ブログっていいですね笑。

 

自分のブログも誰かのためになっていただけたら嬉しいです。

 

こんなブログですが、これからもよろしくお願いします。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。