こんばんは。
今日は遅番から戻り、遅いご飯を食べて深夜テレビをぼーっと見ていました。
たまにはぼーっと何も考えずに過ごすのも良いですね笑。
眠れないので、ちょっとブログ書きます。
今日のテーマ「出会い別れ」について書いてみたいと思います。
ショートステイは自宅での生活を基本として、定期的に利用される方がほとんどです。
最近、自宅で食事を食べなくなってきているという利用者が先日から利用しています。
その利用者は数週間前までは自力で食べていた方ですが、今日は様子が違いました。
顔つきというか目線もなんとなくチカラが無い様子で、ぼんやりとした印象でした。
<食事介助>
自分は今日は遅番だったので、お昼の食事から提供したのですが、その利用者は食事を目の前にしてもずっと同じ姿勢で手も出さずに食事を眺めていました。
自分はその利用者に声を掛けてみました。
すると利用者は、こう言いました。
「お腹いっぱいなの笑」
朝ごはんをたくさん食べていたのであれば、お腹いっぱいなんてこともあり得ますが、記録を見ると今日の朝食もほとんど食べていませんでした。
認知症が軽くみられますが、食事を判断できないことはありません。
体調も見た感じでは悪そうではありません。
正確には医師の診断が必要ですが。
少しでも食べませんかと声を掛けますが、頑なにお腹いっぱいだと訴えてきます。
きっと自宅でもこのような感じで食べないのだろうと推測しました。
そこで、食事を少し小分けにカットして始めは食事介助をして食べてもらいました。
周りの目もあり恥ずかしそうにして食べていましたが、少しずつ口を開けて食べてくれるようになりました。
途中からは自力で食べるようになり、全量とはいきませんでしたが食事することができました。
そして、おやつも同様に提供しても食べようとしません。
お昼ご飯と同じように食事介助から始めると食べてくれました。
普段の利用者なら、美味しいと言って食べてくれるのですが、どうも様子がおかしいです。
夕食は声を掛けて、ご飯茶碗を手に持たせると自力で食べてくれました。
全量は食べないのですが、少し進展がありホッとしました。
しかし、夕食後は眠さが強く、すぐに居室に戻り寝てしまいました。
普段ならリビング内を元気よく歩き回っている利用者なのに、今回はそんな様子も見られませんでした。
相談員がまだ居たので報告をしたところ、実は自宅での生活が難しくなってきているので、ショートステイではなく違う施設を検討しているということでした。
この利用者は明るくて他の利用者のことをいつも気にしてくれる、とても素敵な利用者でした。
認知症の症状が進行したことで、自宅での生活は家族が見れなければ難しく、自宅での生活ができなければショートステイ利用は難しく、その判断は家族がケアマネとしたことだと思いますので介護士である自分が言うことではありませんが、やはり利用者との別れは寂しさを感じます。
<感謝>
ショートステイである以上、いつかはこのような別れが来ます。
これは仕方ないことです。
今までも何度もこのようなことがありました。
でも少しの間でも一緒に過ごすことができて感謝しています。
この利用者は自分のこと忘れてしまうかもしれません。
それでも仕方ありません。
これから違う施設に行っても元気でいてほしいと願うばかりです。
この利用者に出会えたことに感謝です。
そしてまた違う利用者が来ることでしょう。
この利用者との経験をまた違う利用者に活かして行きたいと思います。
いつまでもお元気で。
ありがとうございました。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。