事故と対応と対策。

おはようございます。

 

今日は休みなのでやりたいことやっていきましょう!

朝活は気持ちいいなぁ笑。

 

 

今日のテーマは「事故と対応と対策」について書いてみたいと思います。

 

一昨日になりますが、自分は夜勤でした。

 

この日はいつも以上に忙しく、叫ぶ利用者がエスカレートしていたり、その周りの利用者も影響されてトイレが近くなったり、わがままを普段言わない利用者が言い出したりと、とにかく忙しい夜勤でした。

 

そんな中で、転倒事故は起きました。

 

深夜0時。

 

自分が休憩時間になるタイミングでした。

 

他の職員が休憩の間、自分の変わりにフロアを見てくれます。

 

引き継ぎをして休憩に入ると代わりに入った職員が自分を呼びに来ました。

 

「休憩中にすみません。利用者が転倒しているので来てもらえますか!」

 

自分はビックリして現場に駆けつけました。

 

利用者本人は普段歩行器を使っている利用者ですが、歩行器を使わなくても歩けるので、歩行器を使わないでトイレに行った様子でした。

 

そして、トイレのあとに壁に寄り掛かるようにして滑り落ち転倒した様子でした。

 

本人はしっかりされているので、転倒したときの様子や状況も話してくれました。

 

外傷もなく、痛みの訴えもなく、バイタルもチェックしましたが平常値で、利用者本人も元気そうでした。

 

その後も歩行してトイレに行っていましたので、大きな事故にはならなかったのが、不幸中の幸いでした。


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〈影響〉

自分の経験上、事故が起きる時はこのような忙しい日や休憩に入るタイミングなど多いです。

 

利用者は共同生活をしているので、周りの変化にも影響されます。

 

利用者ひとりの問題だと思っても、その問題から他の利用者は何らかの影響を受けます。

 

こうなるといつものようにはいきません。

 

職員にも影響が出ます。

 

忙しくなれば余裕がなくなり、サービスの質も落ちます。

 

コール対応の数も多くなり、同じタイミングでコールが鳴ったりセンサーが反応したり、とにかく頻繁に起きます。

 

これらを対応しているだけでも余裕はなくなります。

 

いつもブログでも書いてますが、余裕がなくなれば良い介護はできません。

 

対応することがメインになってしまうので、傾聴も疎かになります。

 

できる限り、余裕のある介護ができるような体制は必要になります。

 

事故防止のためにも。


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〈キーパーソン〉

そして、事故が起きた後は報告書を書き、上司と医務へ報告し、家族へ連絡します。

 

今回は重大な事故ではありませんでしたので、夜勤明けでの対応としました。

 

上司に報告書の提出と状況報告し、医務にも報告し、家族に電話連絡しました。

 

利用者にはキーパーソンという何かあったときの緊急連絡先になっていただく方がいます。

 

この利用者の場合は、家族でもある長男様でした。

 

キーパーソンである長男様がとても丁寧な受け答えをしていただき、とても嬉しく思いました。

 

キーパーソンって職員にとって大事な存在です。

 

正直、事故報告の連絡は緊張します。

 

そんな時に優しく声をかけていただけるキーパーソンの方には本当に感謝です。

 

介護を理解していただいていることがとても重要だと思います。

 

ありがとうございます。


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〈机上の空論〉

事故はどんなに気をつけていても、起きます。

 

なのでできる限り小さな事故になるように普段から予見しながら、対策をしています。

 

もちろん、事故なんて起きないことが理想です。

 

今回の転倒事故ももっと職員が居てくれたら防げたかもしれません。

 

そのような判断も現場では必要になります。

 

しかし、現状では仕方ないことはあります。

 

完璧はないと思います。

 

もし利用者一人に職員一人が対応する事ができれば変わってきますが、そうはいきません。

 

人員確保に関しては介護が今後もっと変わらなければならない問題でもあると思います。

 

介護は日々状況が変わります。

 

机上の空論では判断は難しいと思います。

 

〈裏の対策〉

そして、今後このような転倒事故が起きないように対策をしっかりとしていきます。

 

今回は歩行器を使わないでトイレに行ったことでの転倒と夜間帯はフラツキも見られることから、やはり見守りが必要ということになりました。

(本当はまだ対策があるのですが、ここでは個人情報でもあるので割愛します)

 

ただし、自分はこのような対策は表向きにはなっているのですが、裏側では職員不足や利用者の不穏時の利用者の対応の強化など、もっとやるべきことがあると思います。

 

この裏側の対策こそが本当に大事なことだと思います。

 

裏側の対策は、報告書には載りませんが対策していきたいと思います。

 

そして、同じようなことが起きないように繰り返さないように、職員全員で周知していきたいと思います。


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〈繋がっている〉

夜勤をしていると日中の様子によって利用者の夜の様子が変わっているのがわかります。

 

夜勤帯が忙しいのは、少ない人員で勤務している夜勤職員にとって地獄です笑。

 

こうならないように日頃から日中は積極的に活動したり、イベントしたり、利用者の満足できる活動をすることが大切だと思います。

 

要するに全て繋がっているのです笑。

 

夜勤やってるとわかります。

 

日勤帯でどんな対応してくれていたのか。

 

朝起きて、日中はご飯食べて活動し、夜は寝る。

 

当たり前のことですが、このリズムをしっかりと考えないと、夜眠れなかったりQOL(生活の質)は下がります。

 

利用者によってこのリズムは変わります。

 

寝たきりの利用者だって、ずっと寝ているわけではありません。

 

そんなこともケアプランでしっかりと対応しなければならないと思います。

 

介護現場に居るといろんなことが見えてきます。

 

やることいっぱいですが、だからこそ自分にとってはやりがいがあります。

 

そして、少しでも利用者が喜んでくれたらそれが自分の経験にもなります。

 

一歩前に進めたことの喜び。

 

今回は転倒事故の話になりましたが、これを教訓に前向きに頑張っていきたいと思います。

 

そして、利用者と家族と一緒に満足できる介護を目指したいです。

 

人間万事塞翁が馬

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。