こんばんは。
今日は休みです。
いろんなことをやりたいと考えていましたが、掃除していたら古いパソコンの電源に触ってしまい、久しぶりに起動されました。
OSはWindowsVistaです笑。
動作はさすがに遅いですが、普通に起動されたので感心しました笑。
Vistaはサポートが切れているのでさすがに使うのは怖いですが、久しぶりに見たハードディスクに10年以上前の写真が入っていてびっくりしました怖笑。
懐かしい若かりし頃の自分とのご対面です汗。
やっぱり今の自分が一番いいですね笑。
皆様は古いパソコンどうしてますか?
お宝発見とまではいきませんでしたが、懐かしい思い出がよみがえりました。
さて今日のテーマは「胸が熱くなる瞬間」について書いてみたいと思います。
連勤中での出来事です。
以前に自分のブログに書いた2つの記事「クリームパンとバナナと牛乳と健康食品と少しのごはん」と「リズム」に出てきた利用者が久しぶりにショートステイの利用となりました。
食事は相変わらず朝ごはんを少し食べて、昼食はクリームパンとバナナと牛乳を食べて、夕食は健康食品を飲んで終わりです。
本人がこれで良いというので仕方ないのですが、心配になります。
そして就寝薬も22時ピッタリを望んでいました。
この利用者は、とにかくこだわりが強い方です。
とくに時間に関しては、1分たりともズレを許しません。
以前のブログ「リズム」にも書きましたが、就寝薬をどのように管理していくかが今回の利用でも本人と話し合われました。
本人は前回の利用の時には自分自身で就寝薬を飲むから、全部渡して欲しいと言っていましたので、その後は本人が就寝薬を管理していました。
前回の利用中は、本人が言うにはしっかりと就寝薬を時間通りに服用していたそうです。
では今回の利用中も、就寝薬は本人預かりの自己管理で良いですか?ということになるかと思っていました。
しかし、今回は違いました。
「自分でも飲めると思うけど、不安だから職員さんが持ってきてください」
なんとも前回とは人が違ったように言っていました。
やはり薬の管理は難しいと本人も自覚しているようです。
しかし、時間に関しては譲りません。
「就寝薬は必ず22時ピッタリに持ってきてください!」
(やはりそうきたか…)
そこで自分はこんな提案をしました。
「22時ピッタリは他の利用者も居るので、必ず来れるという約束はできません」
「ただし、10分前で良ければ22時になる前に持ってきます」
と伝えました。
すると、「それでいいよ」と笑顔で了解して頂きました。
(あれ?)
もっと突っ込まれるのかと思いましたが、今回は素直に受け入れて頂きました。
就寝薬は施設で預かり、22時10分前に持っていくことになりました。
そしてこの日の夜、22時10分前になり、自分は休憩中ではありましたが、信用を取り戻したいと考え、利用者のもとに就寝薬を持っていきました。
すると、この利用者は腕時計を何度も見ながら時間の正確さに喜んでいました。
利用者にこの時間なら問題ないですかと確認すると、「このくらいなら問題ない」という返事を頂きました。
(相変わらず厳しいなぁ~、でも良かったぁ~)
そして、利用者本人からこんな話をされました。
「前回の利用の時に自分で薬を勝手に飲んでしまってごめんね」
「でも私は時間通りでないと不安なの」
「あなたなら必ず持ってきてくれると信じていたけど、時間が過ぎるのは許せないの」
「他の利用者が居ることもわかってる」
「あなた方職員が忙しいのもわかってる」
「だからあなた方に心配掛けないようにしたつもりだったのに、逆に迷惑かけてしまったね」
「今回はあなたを信じたから、お願いすることにした」
「私はあなたを一番に信用しているんだよ」
「あなたが居なくなったら誰も信用できないよ」
「だからこれからも利用するからよろしくね」
自分は胸が熱くなりました。
一瞬で不安が吹き飛びました。
前回の利用から正直、信用を失ってしまったのではないかと心配していました。
自分のこと、嫌がられていたらどうしよう…。
介助させてもらえなくなったらどうしよう…。
そんな不安なことばかり考えていました。
しかし、今回の利用でこんな素敵な言葉を頂き、自分は救われました。
利用者は一枚上手でした。
人生の先輩、いや人生の先生には敵いません。
自分はまだまだ未熟です笑。
自分を信じていてくれたことに本当に感謝です。
そして、自分も一生懸命この利用者に向き合ってきて良かったと思いました。
ここまでくると、仕事とか介護とかの問題ではありません。
人としてお互いにどのように接してきたかが重要になってきます。
信頼関係。
いろんな問題はありますが、信頼関係が解決してくれます。
完璧なんてない。
たまにはミスもするし、時間通りにはいかないこともあります。
でも信頼関係があれば乗り越えられる。
介護を通じて人の生き方を学んだ気がしました。
利用者にも、それぞれ個性があれば事情もあります。
介護を通じて職員と利用者の関係ではありますが、そこに信用が無ければ良い仕事なんてできません。
たぶんどんな仕事だって同じだと自分は思います。
ミスしたって真摯に一生懸命に向き合えばきっと理解してくれます。
自分は施設で一緒に働いている職員にも、同じようなことを伝えています。
何回失敗したっていいから、しっかりと利用者に向き合ってほしいと。
信頼関係が重要だと。
きっと始めは技術も無いし、コミュニケーションも上手に取れないので利用者も嫌な顔するかもしれないけど、向き合っていくしかない。
わからないことは勉強していくしかない。
そして、いずれ利用者からありがとうと言われるまで。
難しいとは思いますが、みんな頑張っています。
人それぞれ介護の方法は違います。
正解は利用者にしかわかりません。
利用者も完璧なんて望んでません。
技術は30点の赤点でも、笑顔が70点ならそれでいいと思います。
技術は学べばいい。(努力は必要ですが)
笑顔は経験や相手への配慮が無ければ良い笑顔にはなりません。
自分にできることから始めていくことが大事だと思います。
人それぞれだから。
ダメなところを好きになってくれる人もいる。
ダメなところも個性だと思えばなんてことはない。
ダメなところ理解して、別な形で補う力が必要だと思います。
信頼関係は大事です。
介護をしていると利用者に救われます。
これからももっと信用してもらえる介護士(人)になっていきたいと思います。
人生いろいろ。
楽しんでいきましょう!
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。