こんにちは。
月末はやることいっぱいで仕事に追われてました笑。
疲れた時は寝るしかないです笑。
そして今日は休みなので、楽しみます!
レッツゴー笑!
さて今日のテーマは「なんでだろう?」について書いてみたいと思います。
先日というよりは最近、ある利用者に変化がありました。
それは叫びだしたり、棒で机を叩くなどの行動が見られるようになりました。
この利用者は認知症の症状があります。
なのでこの行動は認知症のBPSD(周辺症状)と思われます。
(正確には医師の診断が必要です)
<混乱>
この利用者は普段からなぜここにいるのか、なぜ家に帰れないのかなど、常に「なんでだろう?」と考えている利用者です。
叫び出したり、棒で机を叩いたりする前は、帰宅願望が強くみられると、車椅子でエレベーターの前まで行ってみたり、フロア内をぐるぐる回ってみたりと、何か行動することでここが施設であることを理解していたように思います。
しかし今となっては、職員の話も聞いてくれません。
傾聴しても話が伝わらず、この利用者は叫び出してしまいます。
興奮している状態でこの利用者と話をしていると、混乱している様子が見受けられます。
例えば、物事を考えようとすると「わからない!」と途中で考えることを止めます。
そして、この利用者は認知症が少しずつ進行していると思われます。
その過程が目に見えるようにわかるのが、叫び出したりした後に、傾眠したり、飲食したりすることで時々落ち着くことがあります。
落ち着いている時は、普通に会話ができる状態のいわゆるいつもの利用者です。
その状態で話を聞いてみると、この利用者は叫んでいたことや棒で机を叩いていたことを覚えています。
そして、そのことについて謝罪してきます。
「私、皆さんに迷惑かけてない?」
「なんだかわからないんだ」
「ほんと申し訳ない」
この状態であれば常識を取り戻したようになります。
<病気>
自分の経験上での話になりますが、この利用者のように認知症が進んでいる状態が急にみられる時があります。
そうすると本人は、不安になります。
自分はこの段階の利用者を見ているのがとても辛いです。
ちなみに、この利用者は落ち着いたときにこんな話もしていました。
「なんだか自分じゃないみたいだ」
そうです。
認知症は病気なのです。
しかも自分ではコントロールできないのです。
ということは、叫び出したり、棒で机を叩いたりしていることは、この利用者の本心ではありません。
そうするしか方法がなかったのだと思います。
本人は何かを伝えたかったのだと思います。
でも認知症なので伝える手段が見つからなかったのだと思います。
本人は辛いと思います。
だって、こんなこと本当はしたくないのですから。
<不安>
「なんでだろう?」は、利用者にとっては不安の表現です。
認知症なので考えても考えても答えが出てこないと思います。
答えが見つからないので不安になり、どうして良いかわからず、結果的に叫んだり、机を叩いたりする行動に現れるのだと思います。
不安な時は誰だって同じです。
認知症だろうとなかろうと、不安なときは誰だって叫びたくなります。
でも叫ばないだけです笑。
誰だって気持ちはわかるはずです。
だって同じ人間だもの笑。
自分は適度に発散しているだけです笑。
ただそれだけです笑。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。