スイカ割れない大会。

こんばんは。

 

今日は夜勤明けです。

日勤と夜勤を繰り返していると、心と体のバランス調整が難しいですね。

規則正しい生活、生活のリズムは大事だと実感します。

ストレスを溜めないように楽しみましょう!

 

 

今日のテーマは「スイカ割れない大会」について書いてみたいと思います。

 

先日、自分の勤めている施設のショートステイでスイカ割り大会を開催しました。

 

参加者は7名と少なかったのですが、とても盛り上がりました笑!

 

何が盛り上がったかというと、実は「スイカ割れない大会」だったからです笑。

 

<去年>

イカ割りは読んで字の如く、スイカを割ります。

 

通常スイカ割りのイメージは、目隠しをして、スイカがどこにあるかわからないようにして、木の棒などスイカよりも硬い素材を使ってスイカを叩いて割ると思います。

 

イカが割れた時の喜びや感動がいいですよね。

 

実はこのスタイルで去年ショートステイでスイカ割り大会をやりました。

 

それが盛り上がらなかったのです涙。

 

<失敗>

まず、高齢者には木の棒が重かったです。

 

木の棒を持った瞬間に「重い!」

 

この言葉から始まると利用者のテンションは下がります笑。

 

そして、「危ない」

 

非力で不安定な利用者が木の棒を振り下ろすので、それはもう見てられません汗。

 

他の利用者を叩かないか、ぶつけないか、ハラハラドキドキでした。

 

そして、「いつまでも割れない」

 

もちろん、そんな簡単にスイカが割れてしまうとスイカが何個あっても足りないので、程よくスイカを叩いて欲しいのですが、高齢者には割る以前に「叩くこと」が難しいようでした。

 

そしてスイカを叩いたとしても、思いっきり叩けないので(木の棒が重いし危ない)、中途半端な感じです。

 

目隠しをしている利用者にスイカのある場所の指示を出すのですが、耳が遠くて伝わらなかったり、何度も聞き返してきて先に進まなかったりで、これもまた残念な感じでした笑。

 

結局は職員がスイカを割るという、なんとも反則なスイカ割り大会になってしまいました涙。

 

<失敗から学んだこと>

そこで、今年は考えました!

 

まず、木の棒を使うのを辞めました。

 

これは重いし危ないので笑。

 

そして、目隠しも辞めました。

 

イカの位置を指示するのもスイカ割りの醍醐味だと思いますが、高齢者には理解するのが難しいと判断し、目の前にスイカを置いてしっかりと見てスイカを叩いてもらうようにしました。

 

これらを取り入れて高齢者向けに、利用者にあったスタイルにしようと心掛けました。

 

そして考えたのが「スイカ割れない大会」です。

 

イカ割りの楽しみの「叩く」ことをメインに考えました。

 

棒を振り上げてスイカを目掛けて叩くことで、機能訓練の一環(運動)にもなります。

 

叩く棒は新聞紙を丸めて作りました。

 

ビニールテープを巻くことでそれなりの強度を出すことができましたので、利用者からは特に不満もありませんでした。

 

しかし、スイカを割るほどの強度はありません笑。

 

あえてスイカが割れないスタイルに変えました。

 

<本番>

実際にやってみると、利用者は必死になってスイカを叩いていました。

 

そして割れないスイカにムキになって叩いていました笑。

 

「このスイカ、本物なの?!」

 

「なんでスイカ割れないの?!」

 

参加した7名の利用者は交代しながら、一生懸命叩いていました。

 

利用者全員で意見を出し合い、叩く角度を変えたり、連続で叩いたり、とにかく割ることに必死です笑。

 

目隠しせず、目の前にあるスイカ目掛けて叩く。

 

そして、割れないことをみんなで話し合い協力する。

 

これだけで楽しかったです笑。

 

そして、割れないのも良い演出になりました。

 

利用者はそれなりの強度のある新聞紙の棒でもスイカは割れると思って叩いています。

 

目的の一つでもあった、良い運動にもなりました。

 

結果的にスイカが割れないことで衛生的にも良かったです。

 

割れたスイカの回収は綺麗に扱うのが大変なので笑。

 

イカ割れない大会の後は、しっかりと美味しくスイカをいただきました。

 

食べ始めると、スイカが割れなかったことなんて関係ありません笑。

 

子供のように夢中で美味しそうにスイカを食べていました。

 

<一生懸命>

今年はコロナ禍明けということもあり、たくさんのイベントを考えなければいけないと思っていますが、職員がコロナ感染してしまったり、体調不良で休んでしまったりしてなかなか思うようにできませんでした。

 

そんな中でもスイカ割れない大会ができたことは、とても嬉しかったです。

 

そしていつも思うことではありますが、「やってみなければわからない」ということです。

 

職員も少ないし、残業も多いし、正直今回のイベントは辞めようか悩みました。

 

なんとか自分1人でもできないかと思い、規模は小さくなりますが考え準備してきました。

 

しかしスイカ割れない大会当日になると、一部の職員は業務時間を調整して手伝ってくれました。

 

本当にありがたかったです。

 

一生懸命やっている気持ちって伝わるんだなぁと感じました。

 

そして今日は8月の誕生日会をみんなでやってくれることになりました。

 

今回のイベントがたとえ失敗していたとしても実行したことで次につながると思います。

 

やれば経験にもなります。

 

去年のスイカ割り大会の経験が今年の改善につながったように。

 

そして利用者が少しでも参加して良かったと感じてもらえたら、それはやることの価値があったと思います。

 

完璧なんて求めません。

 

今日は50%でも次は75%になれば良いし、その次は93%になれば良いです。

 

やることで少しずつ成長すれば良いです。

 

やり続けていれば失敗することもあると思います。

 

失敗は成功のもとです。

 

それで良いのです。

 

仲間って良いですね笑。

 

明日もがんばりましょう笑。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。