ひとりじゃないから。

こんばんは。

 

今日は休みで久しぶりに買い物に行きました。

洋服も秋物が新作として売っていました。

残暑厳しいですが、もう9月ですね。

あっという間に今年も終わりそうです笑。

時間を有効に使っていきましょう!

 

 

今日のテーマは「ひとりじゃないから」について書いてみたいと思います。

 

一昨日の夜勤中のことです。

 

朝の5時頃、ひとり利用者が居室のドアを開けて出てきました。

 

この利用者は特養の利用者で精神疾患のある方です。

 

幻覚や妄想があります。

 

歩行状態も不安定で、以前転倒したこともありました。

 

この日は自分ひとりで1フロアを夜勤していたので、できれば寝ていて欲しかったのですが、「そんなの関係ねぇ」とばかりに徘徊は始まりました笑。

 

<ひとりはつらいよ>

この利用者が居室から出てきた時に、傾聴してみました。

 

「どうしましたか?」

 

すると険しい顔をして、こちらを睨んでいます。

 

「いいからほっといてちょうだい!」

 

「ドアを開けてくれたっていいじゃないの!」(意味不明なことをすでに言っています)

 

そして居室の中はまとめた荷物がいっぱいでした。

 

どうやらこれから帰宅するところだったようです。

 

ここでやってはいけない利用者への対応が「否定」することです。

 

すでにこの利用者は帰宅したくて興奮しています。

 

これは傾聴した時点で、険しい表情や言葉遣いでわかりました。

 

さらにこの状況で否定するともっとエスカレートしたり、時には事故につながるような行動を起こす可能性もあります。

 

理解力のある利用者であれば、間違っていることを伝えることもできるのですが、興奮している状況でたとえ間違っていることを利用者が言っていたとしても、利用者の言葉を否定しないことが重要です。

 

こんな時こそ介護の基本である、傾聴と受容と共感です!

 

とにかく、傾聴を繰り返します。

 

しかしこの日は、職員が自分ひとりしかいませんでしたので、とにかくこれ以上エスカレートしないことを心掛けました。

 

この利用者の徘徊に付き添いながら、できる限りこの利用者を説得していきます。

 

テレビを見てもらったり、飲み物を出したり、一緒に荷物をまとめたり、とにかく利用者の行動に合わせるようにして、帰宅したい気持ちをできるだけ逸らしていきます。

 

朝の5時頃は、やることもたくさんあります。

 

そして利用者も少しずつ目覚める時間です。

 

朝の6時を過ぎた頃には、この利用者もだいぶ徘徊したので疲れていた様子でした。

 

椅子に座っているところを見計らって、自分は業務を行なっていきます。

 

自分の勤めている施設では、早番出勤者が7時にきますので、それまでとにかく頑張ります!

 

(ひとり夜勤でイレギュラーはつらいですね涙)

 

<判断力>

このような時に大事なのは、判断力です。

 

いつもとは違う状況でも、利用者の安全を確保しながら、業務していく。

 

この状況では、何が最優先なのか。

 

判断に迷ったり間違ったりすると、事故につながったり利用者に迷惑をかけることになります。

 

徘徊していた利用者を優先しすぎると、他の業務や利用者のコール対応ができなくなってしまいます。

 

なので今回のような場合には、イレギュラーである徘徊している利用者をいかに安全にかつ落ち着かせるかを常に考えて、次に何が起きても良いように準備しておく必要があります。

 

この判断ができるようになるには、経験と情報が必要です。

 

介護をしているとイレギュラーなことは起きます。

 

発熱などの体調変化や転倒などの突発的な事故など、気をつけていても起きるものです。

 

そんな時のためにも、普段からいろんなことを想定して行動し、いつでもその力を発揮できるようにしておく必要があります。

 

特に緊急時の対応などは、いかに普段からシミュレーションしておくか、想定しておくかが重要です。

 

そのためにも申し送りやアセスメントなど、いろんな情報を頭に入れておくことも大事なことです。

 

このような経験と情報を判断材料として備えておくことが、特に夜勤などの職員が少ない時間帯では重要になってきます。

 

一昨日の利用者の徘徊は結果的には、朝の7時に職員が来たことで無事に引き継ぐことができました。

 

この日の状況を報告し、今後の課題にしていきます。

 

<ひとりじゃないから>

今日9月1日は防災の日であり、関東大震災から100年です。

 

いつどこで地震や災害が起きるかわかりません。

 

備えあれば憂いなしという言葉もあるように、準備しておくことは大事なことです。

 

夜勤帯にも利用者の徘徊は起きます。

 

普段は夜は寝ている利用者でも、いつ徘徊するかわかりません。

 

いつ起こるかわからないイレギュラーなことではありますが、そこで焦らないような準備をしておくことは必要だと思います。

 

イレギュラーなことが起きないようにすることも大事なことですが、起きてしまった時にどのように対応するかをみんなで話し合っておくことも必要だと思います。

 

そして経験したこともないようなイレギュラーなことが起きる可能性もあります。

 

そんな時は、みんなで助け合っていきましょう。

 

みんなで力を合わせればなんとかなることもあります。

 

その為にも普段からコミュニケーションを取ったり、相手のことを気遣ったりすることも大事なことですね。

 

自分は介護を通じて、いろんな人の生活を見てきました。

 

結論、「人はひとりでは生きていけない」

 

これは誰にでも当てはまる言葉だと自分は思います。

 

自分はやりたいことができるのは、支えてくれる人がいるからです。

 

本当にありがたいですね。

 

ひとりじゃないと思えるだけで、勇気が湧いてきます。

 

よーし、明日も仕事、頑張りましょう笑!

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。