対策。

こんにちは。

 

今日は休みです。

夜勤続きだったので、体を休めることを優先しました。

しかし疲れはなかなか取れないですね笑。

最近運動を少し強めにしているのですが、心地よく筋肉痛が襲ってきます笑

運動は大事ですね笑。

そして体が資本です。

たくさん食べて、たくさん運動して、たくさん寝て、たくさん楽しみましょう!

(ストレス解消!)

 

 

今日のテーマは「対策」について書いてみたいと思います。

 

まずは先日の夜勤での出来事です。

 

99歳の利用者がショートステイを利用していました。

 

この利用者は歩行が困難で立ち上がりが不安定なので、時々転んでいました。

 

しかも軽い認知症もあり、帰宅願望が日によって現れます。

 

この日は特に帰宅願望が強く見られていました。

 

こんな日は立ち上がりが多くなります。

(ソワソワして落ち着かない状態です)

 

この利用者はカメラセンサーを使っていて、夜間帯などベッドから動くとセンサーが反応し、職員にナースコールとして通知されます。

 

カメラセンサーは居室の様子も動画で確認できますので、見守りも強化できます。

 

ただし、自分の勤めている施設のカメラセンサーの感度がイマイチで時々反応しない時があります。

 

できればセンサーの感度の精度を上げてもらいたいのですが、今のところ仕方ないようです。

 

そしてこの日の夜、この利用者にもカメラセンサーが反応しない時がありました。

 

夜中の1時に巡視した際に、すでに利用者がベッドに端座位になっていました。

 

これは危ないと思い、声がけすると利用者は今ひとりでトイレに行ってきたと言っています。

 

(ん?…何か嫌な予感がしました)

 

良く見てみると、ズボンとリハビリパンツを下げた状態でベッドに座っていました苦笑。

 

実際にはトイレに行かずに、ここでトイレを済ませていました笑。

 

でも無事で何よりです笑。

 

その後、トイレ誘導して更衣して、リネン交換して臥床しました。

 

カメラセンサーが尿失禁を防いでくれる訳ではありませんが、しっかりとセンサーが反応していれば、防げていたかもしれません。

 

しかし、カメラセンサーを過信してはいけないし、カメラセンサーが設置されているから安心ではありません。

 

あくまでもカメラセンサーは利用者が動作したことを知らせてくれる道具であり、事故を防ぐのは次の段階です。

 

例えば、カメラセンサーが反応しても、利用者の元に行くまでの間に転倒しているケースもあります。

 

もちろん転倒する前に駆けつけることができれば転倒を防ぐことができるのですが、センサー反応と同時にその場所にいることは、まず無いと思います。

 

利用者約30人を同時に見ていますし、すぐそばに待機している訳ではないので、難しいと思います。

 

転倒するリスクの高い利用者には対策をしていますが、それでも100%事故防止は無理です。

 

そして事故のリスクを減らすために、自由を制限するのもやってはいけないことです。

 

その人らしい生活を送ることができない対策は、本当の対策ではありません。

 

リスクと上手に付き合うことも必要になります。

 

例えば、歩かずにベッドにずっと寝ていてくれたら、転倒のリスクは無くなります。

 

でも利用者はどう思うでしょうか。

 

ずっと寝ていて転倒のリスクが無いからといって、それで嬉しいでしょうか。

 

自分だったら、転倒のリスクは多少あるけど、自由に歩きたいですね。

 

もちろん、転倒のリスクが高いならそれなりの対策は必要です。

 

なので、その判断が重要なのです。

 

これは自分の考えなので人それぞれ意見があると思いますが、転倒しないことの対策も大事なのですが、転倒しても大丈夫な対策も必要だと思います。

 

要するにこの2つの対策を同時に考えることが重要だと思います。

 

良くあるのが、

 

「転倒しないようにカメラセンサーを設置しましたのでもう安心です」

 

というケースがあります。

 

これって、安全ですか?

 

もう転倒しませんか?

 

確かにカメラセンサーを設置したことで、転倒する前の段階に気づくことができるようになったかもしれません。

 

しかし、前述したようにカメラセンサーだけではお知らせ機能であって転倒を防いでくれる訳ではありません。

 

これだけでは対策とは言えないと思います。

 

ここにもう一つ、いや安心安全の対策をさらに加える必要があると思います。

 

例えば、転倒しそうになった時に掴まれる手すりを用意するとか、転倒した場合でも致命的になりそうな危険な箇所を予測しクッションや緩衝材で隠すとか、ベッドの高さを低床にするとか、その利用者に合わせた転倒した時(しそうになった時)の対策が有るのと無いのとでは違います。

 

自分はそこまで対策する必要があると思います。

 

例えば自宅で倒れそうな家具があったとします。

 

倒れないように対策することは大事なのですが、倒れた後のことも考える必要があると思います。

 

もし地震などで倒れないように対策していたものが倒れていたとしても、せめて逃げ道は確保できるような対策を考えておく必要もあると思います。

 

人と物では扱いが違うと思いますが、倒れた後の対策も重要です。

 

自分の勤めている施設のカメラセンサーは反応しない時があり、対策としては不十分なこともあるのでこのような話にもなるのですが、でも対策は防止策だけでは足りないと思います。

 

事後の対策も考えておくと、より安全で安心だと思います。

 

 

…実はこの話には裏がありまして笑。

 

我が家のパーティションが天井と床を突っ張ることで固定されていたのですが、先日グラついていて危うく倒れてくるところでした汗。

 

突っ張りでキツく閉めていたし、滑り止めも付けていたので対策はしていたのですが、劣化なのか自然と緩んできたのか、グラついていました。

(気づいた時には床に不安定な状態で自立していました汗)

 

もし気づかないでそのまましていたら、何かの拍子に倒れていたでしょう。

 

そして、そのパーティションが倒れるであろう場所には食卓がありました。

 

もし食事中に倒れていたならば、誰かの頭に倒れてきていたかもしれません怖。

 

倒れないように対策していても、何が起きるかわかりません。

 

倒れても大丈夫な対策も考えておく必要があると再認識した今日この頃でした。

 

皆様も家具など危険な場所、思い当たるところはありませんか?

 

 

最近、めっきり寒くなってきましたね。

 

寒さ対策もお忘れなく。

 

そして明日も楽しく過ごしましょう笑。

 

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。