こんばんは。
デイサービスに異動になってからは、日曜日は定休日です。
日曜日が休みになってからは、休みが必ずやってくること、家族と過ごす時間が増えること、計画が立てやすいことがとてもメリットになっています。
さらにデイサービスに係長が戻ってきたことで、残業も減ってきているので、今は時間を仕事のためではなく、自分のために使えるのがとても有意義に感じています。
今日のテーマは「高齢者虐待」について書いてみたいと思います。
目次
<やりがい>
介護の仕事をしている方の中には、休みが不定期な方が多いと思います。
自分はデイサービスに異動する前、特養やショートステイで勤務していた時は、盆も正月も祝日も日曜日も何も関係なく、24時間365日営業中の施設では休んでいても休まる時間がありませんでした。
誰かが出勤しているということや、利用者が施設で生活しているということを家で休んでいても頭のどこかでは考えていました。
今考えると、体の負担は大きかったと思います。
しかし、やりがいは特養やショートステイにはありました。
忙しかったので、もしかしたらそれをやりがいと勘違いしていたのかもしれません。
介護に対するプレッシャーは凄かったですが、デイサービスよりも自分は充実していたと日々思い返しています。
今更、特養やショートステイに自分は戻ろうとは思いませんが、介護の仕事として考えると、これから介護を始められる方にはぜひ特養やショートステイを経験していただきたいです。
そして、リアルな介護の現場を見て体験していただき、介護の世界を変えていっていただきたいです。
介護士は大変な仕事です。
でもやりがいがあります。
利用者と会話したり触れ合ったり、楽しいことがほとんどです。
認知症ケアや排泄ケア、食事介助や入浴介助、看取りなど、辛いと感じることもあるかもしれませんが、一つ一つのケアに対してやりがいのある仕事です。
きつい、汚いことばかり考えてしまいがちですが、介護する仲間がいればきっと大丈夫です。
<本末転倒>
介護は1人ではできません。
無理すればできると思いますが、やってはいけません。
無理すれば利用者にも負担になりますし、介護する側にも負担が掛かります。
これでは本末転倒です。
介護が悪い方向に行ってしまいます。
特に1人で現場で介護しなければならない時が出てくることがあります。
そんな時でも無理しないでください。
利用者は認知症だったり、病気だったり、高齢で自分でやるのが大変になっていることもあります。
いわゆる自分たちの日常の生活と比べてしまうと、介護施設の中は違う空間です。
そのことを少しでも理解しながら介護をして欲しいのです。
<完璧なんてない>
そして、キツイと感じたら必ず誰かに話をしてください。
できればキツイと感じたら溜め込まないで吐き出してください。
話を聞いてくれる誰かがいなければ、仕事を休むことも必要だと思います。
人員不足で休めない環境の施設もあると思います。
でも休んでください。
あなたを守るために。
利用者を守るために。
完璧な人間なんていません。
イライラしてしまったりすることもあると思います。
たまたまイライラが溜まってしまい、その瞬間に爆発してしまうこともあると思います。
でも、利用者に対して爆発してしまったら終わりです。
軽い気持ちで利用者に対して爆発してしまっても終わりです。
<一発レッド>
介護は精神的にキツイ仕事だと思います。
休みもしっかり休めなかったり、家のことで大変だったり、時間がないから短時間で介護したり、日中は親の介護して夜間は仕事で介護施設で働いたり、上司からパワハラされたり、職員と上手くいかなかったり、とにかくいろんなことあると思います。
でも、一回爆発してしまったら、その時点で終わりです。
あんなに頑張っていたのに、あんなに利用者のことを想い、あんなに優しく介護してくれていたのに、一回爆発してしまったら終わりです。
イエローカードなんてありません。
一発レッド、退場です。
それはもったいないです。
あんなに頑張ってきたのに。
ちょっとしたことで爆発してしまったり、いろんなことが重なって爆発してしまったり、するのかもしれません。
もし爆発しそうになったら、とにかく堪えてください。
その瞬間は堪えてください。
誰かに助けを求めてください。
利用者に叫ぶのではなく、職員に叫んでください。
あなたは大切な介護士です。
<介護保険制度>
あなたが居なくなると利用者は困ってしまいます。
変わりはいくらでも居るなんて思わないでください。
あなたを必要としている利用者はいます。
介護士だって人間です。
いろんなことあります。
だからこそ、世の中が介護のことをもっと理解して欲しいんです。
介護って高齢者の世話してる訳じゃないんです。
高齢者の支援をしているんです。
介護が必要な利用者は世の中たくさんいます。
これから少子高齢化が進み、もっと介護が必要な利用者が増えます。
なのに介護する側はこのままでは増えませんし、キツくて辞めてしまいます。
介護は1人ではできません。
介護がもっと理解された世の中になってください。
一部の介護施設や職員ばかりが潤って、その他多数の介護施設や職員が悲鳴をあげているのはおかしいと思います。
介護保険制度は利用者を救っても、介護する側を救ってはくれないのですか?
<爆発したら終わり>
高齢者虐待は絶対あってはならないことです。
そんなこと、誰だってわかってます。
特に介護をされたことがある方ならば一度は聞く言葉だと思います。
高齢者虐待になる前に、止めてあげるのも高齢者虐待防止には必要ではありませんか?
なぜ施設で高齢者虐待が起きてしまうのか。
もっと周りが職員を見て感じて助け合っていかなければならないと思います。
もし周りに危険なサインを出している人がいたら、みんなで助けてあげてください。
そして高齢者虐待になる前に止めてあげてください。
時には介護を辞めることも提案の一つかもしれません。
爆発したら終わりです。
あんなに頑張って利用者と向き合っていたのに、一瞬で終わりです。
<無理しない>
自分は介護士の皆さんに伝えたいです。
イライラすることもあると思います。
そのイライラを押し殺して仕事しなければならないこともあると思います。
だって仕事だから、休む訳にもいかないし、お金も稼がなきゃならないし。
でも、もしキツイと感じていることがあるならば、自分自身を見つめ直してください。
忙しいのかもしれません。
相談相手もいないのかもしれません。
でも誰かを傷つけてしまったり、自分自身が壊れてしまっては遅いです。
そして自分が言えることはただ一つ。
無理しないでください。
無理しても誰も幸せになれません。
無理をして一時的に幸せや達成感を感じるかもしれませんが、それは幸せではありません。
もし無理しなきゃならないと思ったら、誰かと一緒に考えましょう。
2人より3人、3人より4人と増やしていきましょう。
そしてみんなで共感していきましょう。
同じ施設で働いている職員同士ならば理解できることもあると思います。
<楽しむ>
そして介護を楽しみましょう!
介護で爆発したら終わりです。
自分はもったいないと思います。
なので日頃から楽しんだり、リフレッシュしたり、好きなことしたり、大事なんです。
だから介護には楽しむことも笑顔も時には必要なんです。
楽しんだり笑ったりするためにも、お金も必要なんです。
美味しいものだってたまには食べてください。
安い給料で介護頑張ってる職員の方、たくさんいると思います。
休みの日でも休んだ気にもなれない職員の方もたくさんいると思います。
でも、無理だけはしないでください。
そしてみんなで介護を楽しい世界にしていきましょう。
将来の自分たちのためにも。
未来の子供達のためにも。
介護の世界はまだまだ変わらなければならないと、自分は思います。
<最後に>
高齢者虐待で辞めたなんて…。
あんなに介護頑張ってたのに…。
多分その裏側にはそうなってしまった理由があったのだと思います。
もちろん人間なら誰にだってあり得ることだと思います。
でもなぜ止められなかったのか…。
悲しいです…。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせるっ!!!
(長文失礼しました)
(最後まで読んでいただきありがとうございます!)