こんばんは。
今日は夜勤明けです。(日付が変わったから昨日ですね)
夜勤明けはいつも食欲が旺盛になります笑。
食べ過ぎるくらい食べても、すぐに腹が減るんですよね汗。
リミッターが壊れるのでしょうか?
それとも体が欲しがっているのでしょうか?
もしかして、遅れて来た成長期でしょうか?
(そんなことはない)
逆に体が悲鳴を上げているのでしょうか?
体は正直ですね…。
たぶん、自分の体は「早く寝ろ」って言ってます笑。
…そ、そうですよね苦笑。
さて、今日のテーマは「忘れないために」について書いてみたいと思います。
昨日の夜勤明け、帰る前にショートステイに挨拶に行った時のことです。
久しぶりの登場、96歳の利用者が居室からリビングに車椅子を自分で操作しながら出てくるところでした。
96歳の利用者は、自分にとっては大先生です。
手先が器用で、以前はティッシュボックスの空箱がもったいないと、人形の座る椅子を作っていました。
(過去ブログリンク)
そんな手先の器用な96歳の利用者が自分のことを見つけると近寄ってきました。
「うわー、久しぶりじゃないの!」
「なかなか会えないから淋しかったよ」
もー、この言葉で自分はすでに夜勤明けの疲れも吹き飛ぶくらい嬉しくなりました笑。
(いきなり、その言葉は反則だよ苦笑。…でもありがとう)
そして、リビングの席に着くとそこには彼女にとってのたくさんの仕事道具が並んでいました。
96歳の利用者はとにかく手芸が得意で、今作っているのは「ポインセチア(折り紙)」と「お手玉」を作っていました。
細かいことを言えば、もっといろんなものを作っているようですが、自分は覚えられませんでした汗。
96歳の利用者は、久しぶりに自分を捕まえたことで、ここぞとばかりに弾丸トークが始まりました苦笑。
(このトークが良くも悪くも長いのです汗)
まずはポインセチアの作り方から始まりました。
折り紙の赤と緑、金色で花びらと葉っぱ、中心の花?を何枚も形を揃えて切っていくそうです。
それぞれの切ったパーツをのりで貼り付けていくとポインセチアの出来上がり!
(だいたいこんな感じです。抜けていたらすみません)
(サイトで同じようなものを見つけたのでリンクしておきます)
続きまして、お手玉の作り方です。
布切れの端を木綿糸で裁縫し、すぼめて閉じます。そして袋状になっている布切れの中に火で炒った小豆を入れて反対側の端も裁縫ですぼめて閉じると出来上がり!
(簡単に書きましたが、いろいろテクニックやこだわりはあるようです。例えば小豆は火で炒ったものじゃないと虫が湧くそうですし、糸は木綿糸が一番良いそうです…)
(こちらも同じようなものを見つけましたので、リンクしておきます)
そんなこんなで、30分くらい作り方を教えてくれました。
それを見ていた他の利用者が、その器用さを褒めていました。
「こんなに器用なこと出来るんだもの。うらやましいよ」
すると96歳の利用者は、まんざらでもないような笑みを浮かべながら無言で照れていました。
そして、一通り説明が終わると、自分にこんなことを言ってきました。
「なんでこんなに作ると思う?」
「そりゃ、欲しがっている人がいたら作ってあげたいし、喜んで欲しいから作ってるよ」
「でもそれだけじゃないんだよ」
「忘れないために作るんだよ」
自分はこの言葉に衝撃が走りました。
そして、忘れないために何度も作るそうです。
そうすると、いつの間にか作品が増えていき、増えた作品は欲しいという人にあげているとのことです。
自分は96歳の利用者が、そんな思いで作っているとは考えもしませんでした。
(すごいなぁ…)
…昔、病院に行ったときにこういった作品がたくさん飾られていたそうです。
(確かに、昔の病院には手作りの作品が飾られていたように思います)
それを見た96歳の利用者はどうやったら作れるのか、興味を持ち教わったそうです。
そして教わったことを忘れないように何度も作ってきたそうです。
忘れたくないという強い気持ちが、ここまで元気で過ごしている源でもあるかもしれませんね。
たいしたものです。
また一つ、教えられました。
皆様は忘れたくないことってありますか?
って、誰だって忘れたくないことも、忘れたいこともありますよね笑。
自分は絶対に忘れたくないことがあります。
それは亡くなった父のことです。
もう20年以上前のことです。
自分の中の父の記憶がだんだんと薄れているように最近感じています。
忘れたくないのですが、記憶って自然と薄れていくものですね。
父のことを思い出す機会がだんだん減っているのかもしれません。
だからといって常に父のことを思い出すことが必要ということではなく、たまには思い出すこともいいよねって思います。
最近いろんな思い出があいまいになるときがあります。
たまには過去の出来事を思い出す時間も良いですね。
そして楽しかった日々を忘れないために。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また会いましょう。
継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。