・・・は突然に。

こんにちは。

 

今日は休みです。

寒さが本格的になり、冬本番です。

自分は寒いのが苦手なので、寒さ対策は万全です笑。

あとは体調管理ですね。

無理せず、楽しんでいきましょう!

 

 

今日のテーマは「・・・は突然に」について書いてみたいと思います。

 

一昨日のことです。

 

この日は夜勤で17時からの出勤でした。

 

自分は30分前に出勤するのですが、いつものように連絡ノートを確認しようとスタッフルームへ行くと、待ってましたと言わんばかりに部長が自分の顔を見るなり近寄ってきました。

 

(なんだか嫌な予感がする…苦笑)

 

部長がここに居ること自体、普段からは考えられないことなので、それはもう一瞬で嫌な空気を感じます汗。

 

そして、笑顔の部長は自分にズバッと言いました。

 

「施設長室に行ってもらえますか?」

 

その瞬間、いろんなことが脳裏を駆け巡りました。

 

(自分が悪いことでもしたか、利用者のことなのか、職員のことなのか…)

 

出勤して早々に、冷や汗です笑。

 

そして、施設長室へ早急に向かい、息を整えてからドアをノックしました。

 

緊張の瞬間です。

 

部屋の中には、施設長が不在ではありましたが、副施設長と事務長が居ました。

 

待ってました!と言わんばかりの注目度です。

 

席に座るように促され席に着くと、さーっと静けさが増し、早速話は始まりました。

 

(緊張の瞬間(2回目)=ドキドキ(2倍))

 

「もうここに呼ばれるということは、薄々わかっているとは思うけど…」

 

(えっ?なになに??自分にはまだわかりませんが…)

 

「デイサービスに異動をお願いしたいのです」

 

(あれ?嫌な話かと思ったら違った??…ホッとする瞬間笑)

 

想像していたこととは違っていたので、自分はこの時はまだ事の重大さに気付いていませんでした。

 

そして、副施設長の話が一方的に進みます。

 

話を聞いているうちに我に返った自分は、事の重大さに気付きます。

 

(これって人事異動の話??しかも自分が???)

 

 

施設長室に入ってからここまで数秒の出来事ですが、自分の中ではかなりの時が過ぎた気がしました。

 

まずは不祥事ではなかったので良かったという思い。

 

そして、自分はデイサービスに異動なんだという訳のわからない思いが混ざっていました。

 

ただ、自分は異動に関しては何事も経験だと思っているので、普段から考えていました。

 

以前のブログでも書きましたが、業務が多忙だったり、尊敬していた利用者が亡くなったり、いろんなタイミングが重なり、最近は施設を辞めようかと考えていました。

 

bigmemo.hatenablog.com

 

そんなこともあり、デイサービスへの異動は自分にとっては新たな気持ちになれる良いきっかけではないかと思いました。

 

なので、どちらかと言えば不祥事よりは受け入れられる話でした。

 

そして、副施設長の話を聞いていると、現在のデイサービスが業績不振であることもわかりました。

 

稼働率も悪く、職員も辞めてしまい、どうにもならない現状を打破したいという思いを感じました。

 

自分の性格上ですが、こう言った話であれば異動も嬉しい限りです。

 

もちろん、今まで慣れ親しんで頑張ってきた特養とショートステイを離れるのは残念ですが、未来へのステップだと思えば、これもまたタイミングなのかと思いました。

 

また、ショートステイの利用者や家族がショートステイのことを高く評価してくれていたことも副施設長の話でわかり、自分にとっては今までやってきたことが間違ってなかったという再認識にもなりました。

 

現在関わっている利用者と離れるのは辛いですが、前向きに人事異動を受け入れることにしました。

 

先日は99歳の利用者が特養に入居され、ショートステイから去って行ったのですが、自分も人事異動という形で去ることになりました。

 

形は違えども、別れとは突然やってくるものですね。

 

bigmemo.hatenablog.com

 

だからこそ、常日頃から親切丁寧に、自分の納得できる仕事をすることが大事なんですね。

 

悔いの残る仕事は別れ際に後悔するので。

 

自分は99歳の利用者から教えられたのだと思います。

 

ありがとうございます。

 

 

そして、人事異動は来年2月からになります。

 

来年は、自分にとって新たなスタートになりそうです。

 

デイサービスのことは今のところ理解してませんが、行ってみて、肌で感じてから行動してみたいと思います。

 

予習も大事ですが、今何が足りないのかは、行ってみないとわからないと思います。

 

新しい職員や利用者、家族ともたくさん話をしてみて、信頼関係を作ることがまずは先決だと思います。

 

これは、教科書には書いてませんので、自分で感じ取るしか無いです。

 

やるべきことの基本は、どこに行っても変わりませんので。

 

 

しかし突然の出来事に驚きましたが、これもまた人生の1ページと考えれば良い経験です。

 

職場が変わることで、慣れるまで戸惑うこともあると思いますが、無理せず邁進していきたいと思います。

 

無理すると潰れちゃうので笑。

 

そして、新たな出会いが来年には待ってます!

 

今年も残すところ約1週間となりました。

 

まずは今現状のやるべきことをしっかりと実行していきたいと思います。

 

次のイベントはクリスマス会です。

 

みんなの笑顔が見れるように、頑張ります!

 

今までお世話になった利用者と、楽しい思い出ができますように。

 

 

そして、皆様、一足早いですが

 

「メリークリスマス!」

 

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。

 

youtu.be

 

親孝行。

こんばんは。

 

最近は1週間ペースで記事を書くようになりました。

これは無理をしないための自分に合ったペースだと思います。

どうしても今は仕事が忙しく、仕事の手を抜きたくないのでしかたいと言うのが本音です。

でもブログをやめるつもりはないので、少しずつでも更新していきたいです。

そして、仕事も落ち着く時が必ず来ると思いますので、その時まで少しづつ、無理せずに続けていきたいと思います。

それまでは、やるしかないです。

継続は力なり。

 

 

さて今日のテーマは「親孝行」について書いてみたいと思います。

 

先日、ショートステイの利用者が特養に入居されました。

 

この利用者は、以前自分のブログでも書いたことのある99歳の利用者です。

 

bigmemo.hatenablog.com

 

3年以上はショートステイを利用されていたと思います。

 

デイサービスも併用して利用されていたので、施設では有名人です笑。

 

そんな99歳の利用者も2ヶ月ほど前、ショートステイ利用中に高熱が出た日がありました。

 

この日を境に、歩行が困難になり、車椅子生活となってしまいました。

 

食事も食べこぼしが多くなり、嚥下もだいぶ辛そうで飲み込むのも時間が掛かっていました。

 

高熱が出る前までは、なんとかトイレにも自分で行ったり、時には行けずにベッドでしていたこともありましたが、ここまでADLが落ちてはいませんでした。

 

ショートステイは在宅介護の延長線上に当たる為、在宅での介護ができる前提での利用になります。(ロングショートステイは例外として)

 

なので、ここまでADLが下がってしまうと、家族は自宅で介護するのが大変になってしまいます。

 

そこで、99歳の利用者の家族は、慣れ親しんだ介護施設に入居させたいとの希望でこのまま自分の勤めている施設の特養に申し込みをすることになりました。

 

特養に入居するには要介護度3以上の判定が必要になります。

 

99歳の利用者はこの時点では、要介護度2でした。

 

しかし、ここまでADLが落ちてしまったことを考慮すると、間違いなく要介護度3は付くだろうと予想はできました。

 

要介護度の認定を進めながら、特養に入居する方向で話しを進めることとなりました。

 

介護認定の結果が出るまでは、少し長めのショートステイ利用となりました。

 

初めのうちは、食事もうまくできず、トイレにも行こうとせず、食事介助をしてやっと食べていたくらい落ちていました。

 

正直、99歳という超高齢であるので、このまま看取りということもあり得ると職員の間では話になっていました。

 

そんな覚悟をしながら一生懸命、今までお世話になった思いも込めて、介護をしているとある日を境に様子が変わってきました。

 

食事を自分で食べれるようになったのです。

 

この回復力の速さは、正直驚きました。

 

99歳で落ちるどころか回復するなんて、今まで何人もの利用者を見てきましたが、びっくりしました。

 

歩行まではできませんでしたが、車椅子から立ち上がりトイレに行こうとする姿勢は以前の状態を思わせるほどの回復力でした。

 

そんなこんなで、軽度の認知症ではあるものの、会話も楽しめる程に回復しました。

 

元気になってくると、だんだん帰宅願望が出てきました。

 

車椅子から立ち上がり、そして帰ろうとする。

 

入所して10日以上は経っているのに、なぜまだ帰れないのか不思議に思っていたと思います。

 

ここまで回復したのですから、それは帰りたいですよね。

 

今までの生活に戻りたいですよね。

 

しかし、家族は今後のことも考え、特養に入居することを決めました。

 

本人は少しづつ回復しているものの、家族も高齢になっていることから、自宅では99歳の利用者を介護していくのは難しいと、これを機に判断したそうです。

 

そして、特養に空床(空き部屋)が出たことで、とりあえず要介護認定を待たずにショートステイ利用という形で入居することが決まりました。

 

要するに特養の居室が確保されました。

 

特養に入居するには、空き部屋がないと入れないので、こういったタイミングを外すとなかなか入居するのが難しくなります。

 

そして、今回はずっとデイサービスから利用されていたこともあり、いわゆるお得意様ということで優先されて入居の手配もできたのだと思います。

 

ここまでは、施設と家族との話になりますが、99歳の利用者にとってはまさか特養に入居することになっているとは思ってもいなかったことでしょう。

 

ショートステイを退所後、数日が経ち、特養に入居する日が来ました。

 

99歳の利用者は、いつものようにショートステイを利用するように送迎車に揺られながら、施設に到着しました。

 

しかし、ここからはいつもとは違います。

 

99歳の利用者の入居するフロアがショートステイとは違っていたからです。

 

ショートステイとは違うフロアに着いた途端、異変に気づきました。

 

「いつもと違うなぁ…」

 

すると、99歳の利用者は何かを感じたのでしょうか。

 

突然、涙を流していました。

 

「私は帰りたい!」

 

「嫌だ!」

 

エレベータの前で、泣き叫んでいました。

 

相談員から宥められた99歳の利用者は、特養の居室を案内されるようにして、静かに去っていきました。

 

この光景を見て、涙を浮かべるショートステイの職員もいました。

 

特養に入居するということは、基本的にはここで残りの人生を暮らすことになります。

 

もう自宅に帰ることは、ほぼ無いでしょう。

 

99歳の利用者は、ある程度は家族から聞いていたと思います。

 

永遠の別れではありませんが、きっと寂しかったと思います。

 

でも、これが現実です。

 

その後、要介護認定の結果が4となり、正式に特養への入居が決まりました。

 

自分は特養の職員に現状を伝え、今後のことをお願いすることしかできませんが、これからも99歳の利用者が笑顔で楽しい余生を送っていただけることを心から願っております。

 

しばらくは特養の環境に慣れるまで大変だと思いますが、慣れた頃にまた会いにいきたいと思います。

 

そして、今までありがとうございました。

 

この経験を必ず次の利用者に繋げたいと思います。

 

 

仕事ではあるものの、やはり別れは辛いものです。

 

しかし、ショートステイで働いている以上、またこのような場面はあることでしょう。

 

別れは突然やってきます。

 

高齢者なら尚更いつ別れが訪れるか、わかりません。

 

後先のことを考えるより、今を楽しむことが一番大事だと思います。

 

そして、家族なら親孝行できるときにしましょう。

 

「親孝行したいときには親はなし」

 

konosuke-matsushita.comより

 

特養に入居したからあとは施設にお任せではなく、ぜひ家族にはこれからも家族の一員として関わって行ってほしいと思います。

 

面会も以前よりはできるようになってきているので、ぜひ直接会って会話していただきたいです。

 

何よりも家族が一番です。

 

悲しいですが、介護士は家族には敵いません。

 

これからもよろしくお願いします。

さて、明日は早番です!

 

早起きは三文の徳!

 

頭切り替えて頑張りましょう!

 

おやすみなさい。

 

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。

 

私は派遣だから言えません!

こんばんは。

 

今日は夜勤明けです。

夜勤も3連チャンだったので、もう体は夜型です微笑。

夜型からまた早番に対応する朝型の体に戻すのが大変です汗。

これもプロとしてやるべきことなので、まずはじっくり確実に体調戻していきます!

そして職場では体調悪いから仕事できないなんて言ってられないので、待ってくれている利用者のためにも頑張ります!

 

 

今日のテーマは「私は派遣だから言えません!」について書いてみたいと思います。

 

これは連チャン夜勤3日目の朝のことです。

 

朝の7時、夜勤者は早番者が出勤してきたら申し送りをします。

 

申し送りとは、ユニット内の利用者の様子や出来事、予定や処置の内容など、とにかく総合的に変化のあることを伝える作業です。

 

ただ全てを伝えれば良いという訳ではなく、要点を絞って明確に短時間で伝えることが必要です。

 

なので別途メモを使ったり、連絡ノートを使用して重要なことは他のノートにまとめて申し送ることもあります。

 

何でもかんでも伝えれば良いという訳ではないので、慣れるまで苦戦するかも知れませんが、申し送る相手の気持ちになれば何が必要かは見えてくると思います。

 

とにかく申し送る側と送られる側が連携することです。

 

申し送りは、業務を引き継ぐ上では非常に重要な作業になります。

 

そんな重要な申し送りを終えると、申し送りを受けた職員が立ち上がりながらこんなことを言いました。

 

「今日も忙しいなぁ〜。今日は誰が手伝いに来てくれるのかなぁ〜」

 

このユニットは最近転倒があったり、病気が進行した利用者が居て、処置やケアなどやることが増えています。

 

職員の本音なのかも知れませんが、自分はこの受け身な姿勢が気になりました。

 

なので自分は「手伝いに来てくれるのを待つのではなく、何を手伝って欲しいのかを職員に伝えればいいんじゃないですか?」と言うとこの職員は自分を睨むようにして言ってきました。

 

「私は派遣だから言えません!」

 

自分は助けを求める大切さを話したのですが、この職員は何度も同じことを言ってきます。

 

「私は派遣だから言えません!」

 

ガッカリしました涙。

 

なぜ派遣だと助けを求めてはいけないのでしょうか?

 

同じ職場で働いているので、そんな条件は無いと自分は思います。

 

それにこのユニットは最近忙しくなっています。

 

助けを求めることも大事なことです。

 

派遣は助けを求めてはいけない契約で働いているのでしょうか?

 

そんなことはないと思いますが…。

 

もしくは、できる仕事だけやればいいと思っているのでしょうか…。

 

自分の働いている施設では、「ヘルプ」というものがあります。

 

ヘルプとは、忙しかったり、職員が休んでしまったりして、業務が回らないときに他の職員に助けてもらう(手伝ってもらう)といった意味合いで使っています。

 

助けてもらうことは悪いことではないと自分は思います。

 

介護の仕事は、自分の目から見ての感想ですが、業務の多忙さに偏りがあります。

 

あるユニットは利用者の状態が落ち着いているので比較的簡単にケアできたり、あるユニットは多忙でケアが大変だったりします。

 

これを満遍なく誰もが同じ条件で働くことは、ほぼ難しいと思います。

(基本的にはユニットに配属されるので)

 

そんな中でユニットを1人で任せられるのですから、多忙なユニットで働く職員は大変です。

 

なので、多忙であればヘルプを依頼することは当たり前のことだと自分は思います。

 

その声を上げることができないということは、多忙なユニットの中では業務が終わらない、もしくはケアが疎かになることが客観的に見て感じます。

 

ヘルプを求めることは、利用者を助けることにも繋がります。

 

 

そして、多忙になると職員はだんだん嫌になります。

 

ほぼ確実に。

 

そうすると、心ここに在らずです。

 

仕事に集中してないことが多いです。

 

声を掛けても反応がなかったり、やらされてる感が強く、被害妄想が出てきたりします。

 

自分はそうなる前に声を上げて欲しいと思います。

 

だって、介護は苦しいという気持ちも利用者に伝わりますから。

 

嫌な気持ちで介護してると、介護される側も嫌な気持ちになります。

 

それはどんなに良い介護をしていたとしても、相手を不安にさせます。

 

気持ちって伝わりますから。

 

だから介護は気持ちが大事なんです。

 

利用者は気持ち良く介護する職員から介護された方が幸せだと思います。

 

100%完璧はないですが、それに近づく努力は必要だと思います。

 

これは派遣だろうが、派遣じゃなかろうが関係ありません。

 

ユニットで働くからには、何が最善なのかを考えて欲しいと思います。

 

利用者は職員に頼るしかないです。

 

不機嫌な顔してようが、その職員に頼るしかないです。

 

気持ち良く介護した方がお互いに得ですよね。

 

 

誰かがやってくれる。

 

そんなことを期待してはいけないと思います。

 

ユニットを任された以上は、できる限り仕事を全うしましょう。

 

それがプロじゃないかと自分は思います。

 

そして、この多忙なユニットのリーダーはもっと考えるべきです。

 

みんなが最善の介護をできるように。

 

できる職員が基準にならないように。

 

できない職員を基準にしなければ、統一したケアはできません。

 

そして、利用者が満足したケアを受けられるように。

 

施設としてもユニットに丸投げではなく、専門職も交えて考えて欲しいと思います。

 

ひとりじゃないです。

 

チームで介護するんです。

 

そんな介護施設になって欲しいと自分は思います。

 

まずは働きやすい施設を目指して欲しいです。

 

職員の笑顔は利用者にも伝わります。

 

結果的に施設の満足度も上がります。

 

そうなれば、この施設で最後を迎えたいと思う利用者や家族も増えると思います。

 

そして、この施設で働きたいと思う職員も増えると思います。

 

自分はそう思います。

 

今回は派遣職員のことを書きましたが、以前書きましたブログの御局様のように、職員の話題が介護をしているとたくさん出てきます。

 

bigmemo.hatenablog.com

 

もっと利用者のことを考えたいのに、最近は職員のことばかりです。

 

こういう時は、今までの経験上、業務がうまく回っていない時です。

 

そして、文句を言う人が増えるほど、頑張っている人は疲れます。

 

こうなると負の連鎖が起こりやすくなります。

 

誰かが休みだしたり、事故が起きたりします。

 

こんな空気も早く変えないと負の連鎖が始まってからでは遅いです。

 

原因は必ずあります。

 

その原因に対応できる力が必要です。

 

そして、ダメなところを放置しないことです。

 

その傷は放っておくとバイ菌が入って化膿していきます。

 

傷は浅いうちに治療した方が良いです。

 

「早期発見早期治療」です。

 

これは原因がわからなければ難しいことですが、原因がわかっているのなら話は早いです。

 

そして、繰り返し治療していくことで完治を目指しましょう。

 

自分は問題を放置している施設はブラック施設だと思います。

 

なぜこんなに辛いのかをチームで話し合い、原因を探りながらみんなで見つけ、そして改善していく。

 

この繰り返しができる施設が良い施設だと思います。

 

問題のない施設なんてないです。

 

だから少しずつやるしかないと思います。

 

みんなが満足できる介護施設を目指して。

 

 

派遣だろうが、パートだろうが、正規職員だろうが、役員だろうが、この施設で働いている以上、みんな同じです。

 

労働条件に違いはあっても、目指すところは同じです。

 

みんなで助け合う気持ちがあれば、きっと良い施設になっていくと思います。

 

そしてその頑張りをしっかりと上司は評価して欲しいと思います。

 

みんなが納得できる公平な評価が受けられるようになるといいですね。

 

介護が楽しくなりますように…。

 

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。

 

忘れないために。

こんばんは。

 

今日は夜勤明けです。(日付が変わったから昨日ですね)

夜勤明けはいつも食欲が旺盛になります笑。

食べ過ぎるくらい食べても、すぐに腹が減るんですよね汗。

リミッターが壊れるのでしょうか?

それとも体が欲しがっているのでしょうか?

もしかして、遅れて来た成長期でしょうか?

(そんなことはない)

逆に体が悲鳴を上げているのでしょうか?

体は正直ですね…。

たぶん、自分の体は「早く寝ろ」って言ってます笑。

…そ、そうですよね苦笑。

 

 

さて、今日のテーマは「忘れないために」について書いてみたいと思います。

 

昨日の夜勤明け、帰る前にショートステイに挨拶に行った時のことです。

 

久しぶりの登場、96歳の利用者が居室からリビングに車椅子を自分で操作しながら出てくるところでした。

 

96歳の利用者は、自分にとっては大先生です。

 

手先が器用で、以前はティッシュボックスの空箱がもったいないと、人形の座る椅子を作っていました。

 

(過去ブログリンク)

bigmemo.hatenablog.com

 

bigmemo.hatenablog.com

 

bigmemo.hatenablog.com

 

bigmemo.hatenablog.com

 

bigmemo.hatenablog.com

 

bigmemo.hatenablog.com

 

 

そんな手先の器用な96歳の利用者が自分のことを見つけると近寄ってきました。

 

「うわー、久しぶりじゃないの!」

 

「なかなか会えないから淋しかったよ」

 

もー、この言葉で自分はすでに夜勤明けの疲れも吹き飛ぶくらい嬉しくなりました笑。

 

(いきなり、その言葉は反則だよ苦笑。…でもありがとう)

 

そして、リビングの席に着くとそこには彼女にとってのたくさんの仕事道具が並んでいました。

 

96歳の利用者はとにかく手芸が得意で、今作っているのは「ポインセチア(折り紙)」と「お手玉」を作っていました。

 

細かいことを言えば、もっといろんなものを作っているようですが、自分は覚えられませんでした汗。

 

96歳の利用者は、久しぶりに自分を捕まえたことで、ここぞとばかりに弾丸トークが始まりました苦笑。

(このトークが良くも悪くも長いのです汗)

 

まずはポインセチアの作り方から始まりました。

 

折り紙の赤と緑、金色で花びらと葉っぱ、中心の花?を何枚も形を揃えて切っていくそうです。

 

それぞれの切ったパーツをのりで貼り付けていくとポインセチアの出来上がり!

(だいたいこんな感じです。抜けていたらすみません)

 

(サイトで同じようなものを見つけたのでリンクしておきます)

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続きまして、お手玉の作り方です。

 

布切れの端を木綿糸で裁縫し、すぼめて閉じます。そして袋状になっている布切れの中に火で炒った小豆を入れて反対側の端も裁縫ですぼめて閉じると出来上がり!

 

(簡単に書きましたが、いろいろテクニックやこだわりはあるようです。例えば小豆は火で炒ったものじゃないと虫が湧くそうですし、糸は木綿糸が一番良いそうです…)

 

(こちらも同じようなものを見つけましたので、リンクしておきます)

youtu.be

 

そんなこんなで、30分くらい作り方を教えてくれました。

 

それを見ていた他の利用者が、その器用さを褒めていました。

 

「こんなに器用なこと出来るんだもの。うらやましいよ」

 

すると96歳の利用者は、まんざらでもないような笑みを浮かべながら無言で照れていました。

 

 

そして、一通り説明が終わると、自分にこんなことを言ってきました。

 

「なんでこんなに作ると思う?」

 

「そりゃ、欲しがっている人がいたら作ってあげたいし、喜んで欲しいから作ってるよ」

 

「でもそれだけじゃないんだよ」

 

「忘れないために作るんだよ」

 

自分はこの言葉に衝撃が走りました。

 

そして、忘れないために何度も作るそうです。

 

そうすると、いつの間にか作品が増えていき、増えた作品は欲しいという人にあげているとのことです。

 

自分は96歳の利用者が、そんな思いで作っているとは考えもしませんでした。

 

(すごいなぁ…)

 

…昔、病院に行ったときにこういった作品がたくさん飾られていたそうです。

(確かに、昔の病院には手作りの作品が飾られていたように思います)

 

それを見た96歳の利用者はどうやったら作れるのか、興味を持ち教わったそうです。

 

そして教わったことを忘れないように何度も作ってきたそうです。

 

忘れたくないという強い気持ちが、ここまで元気で過ごしている源でもあるかもしれませんね。

 

たいしたものです。

 

また一つ、教えられました。

 

皆様は忘れたくないことってありますか?

 

って、誰だって忘れたくないことも、忘れたいこともありますよね笑。

 

自分は絶対に忘れたくないことがあります。

 

それは亡くなった父のことです。

 

もう20年以上前のことです。

 

自分の中の父の記憶がだんだんと薄れているように最近感じています。

 

忘れたくないのですが、記憶って自然と薄れていくものですね。

 

父のことを思い出す機会がだんだん減っているのかもしれません。

 

だからといって常に父のことを思い出すことが必要ということではなく、たまには思い出すこともいいよねって思います。

 

最近いろんな思い出があいまいになるときがあります。

 

たまには過去の出来事を思い出す時間も良いですね。

 

そして楽しかった日々を忘れないために。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。

 

正義の味方になったつもり?

こんばんは。

 

お久しぶりです。

 

また仕事に追われる毎日を過ごしていました涙。

やりたいことができない日々は損した気分になります。

仕事も大事なので仕方のないことなのですが、もう少しプライベートの時間が欲しいですね…苦笑。

でも仕事もおろそかにしたくないので、頑張ります!

急がず焦らず、参ろうと思います笑。

 

 

さて、今回のテーマは「正義の味方になったつもり?」について書いてみたいと思います。

 

先日の日勤での出来事です。

 

最近、複数の職員から相談を受けることが多くなりました。

 

それは、ある特定の職員に関することです。

 

その内容は、その職員が複数の職員に対して、批判したことを言ってくるというものでした。

 

要するに、悪口です。

 

そして、最近は仕事の内容ややり方にも批判するようになってきているとのことです。

 

その悪口を聞かされている職員は、「もう聞きたくない」、「もううんざり」と嘆いて相談に来ていました。

 

悪口を話している人は、気持ち良いのかも知れませんが、聞かされている人は気持ちが下がってしまいます。

 

相談に来た職員も、この職員がいるだけで一緒に働く時間が辛いと言っていました。

 

そして先日、悪口を言っている職員は自分のところにも来ました。

 

「すみません、少し時間いただけますか?」

 

自分は悪口を言ってくるだろうという心構えはできていたので、どんなことを話するのか、まずは聞いてみることにしました。

(傾聴ですね笑)

 

…この職員は、10年以上勤めている職員で、自分の勤めている施設内ではいわゆる「御局様」的な存在です。

 

御局様とは…。

 

デジタル大辞泉より。


おつぼね‐さま【▽御▽局様】
読み方:おつぼねさま

俗に、職場で、勤続年数が長く、特に同性の同僚に対して力をもっている女性のこと。

 

「力を持っている女性」とありますが、あまり良い印象はありませんね汗。

 

その力をみんなのために使ってもらいたいものですね。

 

…そして、傾聴してみるとこんなことを言っていました。

 

「〇〇さん(職員)がいろんな利用者に強引な介護をしていること知ってますか?」

 

「利用者の手を強引に引っ張って無理やり起こしたり、力ずくで移乗したり、とにかく利用者からの批判がすごくて、私がその都度謝っているんですよ!」

 

「このことを皆さん知ってますか?」

 

「もし、次にこのようなことがあったら、私は許しませんから!」

 

「直接〇〇さん(職員)に言ってやりますよ!」

 

簡単に言うと、このような内容でした。

 

自分は、すでにこの内容の話をしてくるだろうことは他の職員からの相談を受けていたので知っていました。

 

この内容は利用者からもクレームにはなりませんでしたが、声が上がっていたのは事実です。

 

そして対策として、職員に対して注意喚起しました。

 

なので、すでにこの話は終わったことです。

 

もちろん、最近も同じことを繰り返しているというのなら問題ですが、そんな話は今のところ上がってません。

 

話を聞いていると、〇〇さん(職員)に対する悪口になっているように感じました。

 

もし、本当に利用者のことを考え、対策を考えているのであれば、話もわかるのですが、すでに終わった話を持ちかけ、しかも特に対策がある訳でもなく「次回は許さない」「その時は直接言う」という感情剥き出しの攻撃的な表現しかありませんでした。

 

これじゃ、話を聞いている人は辛いとまず感じました。

 

正義の味方にでもなったつもりでしょうか。

 

水戸黄門大岡越前にでもなったつもりでしょうか。

 

これから世直しでもするのでしょうか。

 

印籠を見せれば跪く(ひざまずく)とでも思っているのでしょうか。

 

「この紋所が目に入らぬかー!」ってね笑。

 

 

自分はこの話を聞いたときに、このように切り返しました。

 

「この話は〇〇さん(職員)はすでに知っている話だし、注意喚起もしています」

 

「直接強引に介護しているところを自分は見た訳ではないので、それ以上はなんとも言えませんが、もし間違っているとすればケアのやり方が間違っていると思います」

 

「ケアのやり方を改めることは、これからの〇〇さん(職員)の課題だと思います」

 

「しかし、誰にだって欠点はあるのではないでしょうか」

 

「自分だって間違っていることもあると思います」

 

「利用者のためにみんな頑張っているのは事実です」

 

「〇〇さん(職員)だって、理由があって強引な介護になってしまっていたのだと思います」

(実際に大変な利用者だったことはみんな理解しています。しかし、強引な介護はいけませんよ)

 

「〇〇さん(職員)のために利用者に謝罪してくれたことはありがたいです」

 

「そこはチームとして同じ職場で働いている訳だし、お互いに公式に仕事として注意喚起しながら改善していけば良くないですか?」

 

「そんな職員を批判するようなことばかりを、みんなに言ってることの方が周りに迷惑だと思いませんか?」

 

「それで何が変わるのですか?」

 

すると御局様は何も言い返さずにその場から去っていきました。

 

自分は誰にだって失敗はあるし、常に正しい介護ができる職員なんて誰もいないと思っています。

 

90点はあっても100点はない。

 

でも30点の赤点ではまずいです。

 

それはせめて70点にする努力が必要だと思います。

 

そして、100点は難しいけど70点は頑張ればなんとかなります。

 

それでいいと自分は思います。

 

もちろん70点でも周りに迷惑をかけるようでは、良いケアをしていたとしても70点の価値はありません。

 

自分は他人のことを悪く言っている人が嫌いです。

 

正直、自分もいろんなことを言われてきました。

 

どこからそんな噂が立つのかと、怖い思いもしました。

 

仕事も辞めようかと悩んだ時もありました。

 

「人の噂も七十五日」なんて言葉もあるので、75日過ぎるのをじっと堪えたこともありました。

 

でもいつも利用者が自分を救ってくれました。

 

利用者は自分にとって人生の先生です。

 

…この話をすると長くなるので今回はやめておきましょう笑。

 

(よろしければ過去のブログをご覧頂けると嬉しいです)

 

それくらい人の悪口や噂話をする人を自分は嫌いです。

 

自分に相談に来た複数の職員も御局様の話に迷惑していました。

 

せめてみんなが納得するような前向きな話をして欲しいものです。

 

そして介護のキャリアはあるので、その力を良い方向に使って欲しいと思っています。

 

何かの縁で同じ職場に就職し、介護をしている。

 

タイミングが違ってもここには居なかったかも知れません。

 

大した介護施設でもないですが、ここで一緒に仕事している。

 

このご縁をせっかくなので出会えて良かったと思える出会いにしたいじゃないですか。

 

みんなで前向きに楽しく生きていきたいですね。

 

時には苦しいことだってみんなで乗り越えていけばいいじゃないですか。

 

そんな施設に自分はしたいですね。

 

ひとりじゃないです。

 

みんなで乗り越えていきましょう!

 

 

そして、いつもこのブログをご覧いただいている読者の皆様、本当にありがとうございます。

 

最近は更新していないにも関わらず、過去の記事にたくさんの星を付けて頂き、すごく嬉しかったです。

(モチベーション上がりました!笑)

 

更新も遅くなりがちですが、これからも宜しくお願い致します。

 

皆様のブログも楽しみにしています!

 

人間万事塞翁が馬

 

継続は力なり。

 

そして感謝です。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

何度でも向き合うこと。

こんばんは。

 

今日は休みでした嬉。

車のタイヤ交換も終わらせることができたので、一安心です。

いよいよ冬本番ですね。

寒いのは苦手なので、厚着して乗り切っていきたいと思います!

深々とした冬景色も緊張感があって、身が引き締まる感じがいいですよね。

寒いのは苦手ですが…笑。

 

 

今日のテーマは「何度でも向き合うこと」について書いてみたいと思います。

 

昨日の夜勤明けでの出来事です。

 

自分は夜勤を終えて眠い目をこすりながら、そろそろ帰ろうと荷物をまとめていると、他のユニットの職員が自分を呼びにきました。

 

「男性の職員を探していました」

 

(ん?なぜ男性??)

 

「実は利用者が薬を飲んでくれなくって…。拒否が強いんです」

 

「私以外にも3名の(女性)職員で対応して見たのですが、それでも飲んでくれなくて…」

 

「実は昨日も同じようなことがあって、その時に男性の職員が対応したら服薬できたので、今日も男性の職員だと服薬できるかなっと思って呼びにきました」

 

とのこと。

 

(んー。男性職員だと服薬してくれるの?)

 

自分は半信半疑で呼びに来た職員のいるユニットに向かいました。

 

そこにはいつもとは様子が違って見えるほど、項垂れている利用者がいました。

 

髪が乱れ、疲れ切った様子が服薬拒否の様子を物語っていました。

 

自分は職員から薬を受け取り、この利用者の元に行きました。

 

利用者に近づくと、人の気配に気づき暴れ出しました。

 

「いやだぁーーーー!くるなぁーーーー!!」

 

手をバタバタさせながら、髪を振り乱しながら、自分が近づくことを嫌がっています。

 

このままでは利用者も苦しいし何も変わらないと判断し、少しずつ様子を見ながら近づいてみることにしました。

 

すると、利用者は小声で何か言っています。

 

「人なんて信じない…。人間なんて嫌いだ…」

 

何があったのでしょうか。

 

この利用者は認知症を患っています。

 

時々、職員や周囲の利用者に暴言を吐いたりすることがあります。

 

最近は特定の職員への拒否や暴力行為があったそうです。

 

認知症の症状が進行しているのかもしれません。

 

自分は少しずつ利用者に近づき、隣の席に座ることができたので、介護でもっとも大切な「傾聴・受容・共感」を繰り返しました。

 

20分くらいは繰り返したと思います。

 

利用者は人間不信になっている様子で何度も「嫌だ嫌だ」と繰り返していましたが、少しずつ自分の目を見て話をしてくれるようになりました。

 

そして、利用者は頭を抱えながら自分にこう言いました。

 

「ごめんなー。暴れたことは悪いと思ってるのよー」

 

きっと利用者は、何か納得できないことがあったのでしょう。

 

暴れたり拒否をしたりすることは、認知症の症状とも言えるかも知れませんが、自分は今回は何か違うと感じました。

 

これは今までの自分の介護経験からの判断なので正解ではないかも知れませんが、傾聴している限りでは利用者は何か納得できないことがあって嫌な思いをしたように感じました。

 

(利用者の話している内容が所々ずれてしまうので、原因までは分かりませんでした)

 

そして、

 

「話を聞いてくれてありがとね…。薬飲むといいんでしょ?」

 

と落ち着いた様子で自分に話しかけてきました。

 

いつもの利用者に戻りました。

 

(やったー!)

 

この瞬間はスイッチが切り替わったかのようでした。

 

いつもの表情に戻った利用者は、髪を自分自身で整えながら、口を大きく開けて服薬してくれました。

 

「これは美味しい!」

 

と薬を美味しいと訴える様子も、いつも通りでした。

 

利用者は、何度も「ありがとう」と繰り返していました。

 

自分は帰ることを伝えると、「気をつけて帰ってね」と優しい言葉まで掛けてくれました。

 

介護をやっていて嬉しい瞬間でもあります。

 

さて、この話の冒頭に自分を呼びにきた職員が言っていた「男性が対応すると服薬してくれる」というところですが、服薬介助していて自分は思いました。

 

(男性だから服薬できたんじゃない)

 

(これは職員の力不足だと)

 

(しかも3人の職員が関わっても対応できなかった)

 

正直、情けなくなりました。

 

しかも、この職員は介護福祉士の資格も持っています。

 

もしかすると傾聴しても拒否が強くて対応できなかったのかもしれません。

 

その時の状況までは見ていた訳ではないので分かりません。

 

いろんなことを試したのかもしれません。

 

しかし、明らかに足りないことがあります。

 

それは、「利用者に向き合うこと」です。

 

前回のブログでもそんなこと書いていたと思いますが、利用者に向き合うことで信頼関係ができます。

 

たとえ利用者が拒否をしても、間違っていたとしても、職員がミスをしたとしても、対応できなかったとしても、向き合うことを忘れてはいけません。

 

ちなみに、自分が利用者と20分以上対応していた時に、その職員は離れた場所で経過記録を書いていました。

 

自分はこの姿にもがっかりしました。

 

初めからできないと諦めている様子も、利用者は見ています。

 

しっかりと向き合ってくれる人のことを、認知症を患っているとしても利用者は見ています。

 

この時点でこの職員は服薬介助できていないのです。

 

いや、服薬だけじゃないかもしれません。

 

介護ができていないのかもしれません。

 

介護のやり方に正解はないと思いますが、利用者と向き合うことを止めてしまったら、良い介護はできないと自分は思っています。

 

この職員は、いつまでも他の職員を頼って介護していくことになるでしょう。

 

介護だけじゃないかもしれません。

 

どんな事でも、問題に向き合う姿勢がないと成長はないと自分は思います。

 

決して「無理をしなさい」と言っている訳ではありません。

 

ダメなこともあります。

 

いくらやってもできないこともあるでしょう。

 

でも、できないならできるようになろうとする「前向きな気持ち」は必要だと思います。

 

それは、助けてくれた人に対しての感謝の気持ちの表れでもあると思います。

 

「男性を呼んできたからあとは関係ない」

 

そんなこと思ってないのかも知れませんが、自分からはそのように見えてしまうのです。

 

特に介護の仕事をしているのですから、服薬介助できなかったなら、その時点で力の無さを感じてほしいです。

 

「私以外にも3人でやってもできなかったのだから、これは仕方ない」

 

「やっぱり男性だからこの利用者は服薬できたんだ」

 

と、間違った考えをしないでほしいです。

 

 

自分が正しい介護士だとは思っていませんが、この職員と明らかに違うことは自分の対応で証明しています。

 

自分は経験があるから自信があります。

 

利用者に向き合う姿勢を忘れた介護士は、良い介護ができないと自分は思います。

 

この利用者が人間不信になるということは、介護士の何かが足りなかったのかもしれません。

 

いや、単に認知症の症状だったのかもしれません。

 

いやいや、単に機嫌が悪かっただけかもしれません。

 

それは、その時の当事者じゃないとわからないでしょう。

 

しかし、利用者に良い介護をしたいのであれば、薬を飲んでもらいたいのであれば、なぜ拒否されたのかを真剣に考えてみても良いと思います。

 

傾聴・受容・共感も相手のことを理解しようとする気持ちが無ければできません。

 

結果的に、利用者に問題があるのであれば、ケアマネや医師にも相談が必要だと思います。

 

そのためにも、利用者に向き合う必要があります。

 

利用者に向き合うことは、信頼関係を成立するだけじゃなく、介護士にとって大事な役割があります。

 

介護って難しいですね苦笑。

 

「相手を思いやる気持ち」

 

これは利用者に対しても職員に対しても同じです。

 

助けてもらったならばせめて次からは自分でもできるようになろうとする努力は必要だと思います。

 

たとえ次回もできなかったとしても、前向きな姿勢は相手にも伝わります。

 

頑張っている姿があれば、また助けてあげたいと自分は思います。

 

こんな気持ちは利用者だって同じです。

 

利用者だって暴れたくて暴れている訳ではありません。

 

どうしようもないから暴れるという手段を使って助けを求めているのです。

 

その表現が暴れるになっているだけです。

 

服薬介助できなくて自分に助けを求めてきた職員のように、利用者だって何か納得できなくて助けを求めていたのです。

 

そこを理解できないと利用者の気持ちにはなれません。

 

なぜ服薬してくれなかったのか。

 

なぜ拒否されたのか。

 

その気持ちを理解するにはまず利用者に向き合うことが必要です。

 

そして傾聴して受容して、できたら少しでも共感してみましょう。

 

利用者の気持ちに共感するのはすごく難しいです苦笑。

 

でも共感できた時に、利用者は向き合ってくれます。

 

そこまできたら、信頼関係成立ですね!

 

信頼関係が成立すれば、介助は楽になります。

 

利用者だって人なんです。

 

向き合う気持ちが大事なんです。

 

気持ちは伝わります。

 

たとえ1回目は失敗しても、2回目も失敗しても、3回目は成功するかもしれません。

 

介護は長い目で見てくださいね。

 

焦りは禁物です。

 

焦る気持ちも相手に伝わりますのでご注意ください。

 

 

自分もまだまだです笑。

 

いろんな経験していろんな人に出会って、その経験を介護にも生かしていけたらと思います。

 

そして、皆様にたくさんいろんなことが伝えられたら嬉しいです。

 

 

何度でも…。

 

10000回ダメで ヘトヘトになっても

10001回目は 何か 変わるかもしれない。

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。

 

youtu.be

 

 

胸が熱くなる瞬間。

こんばんは。

 

今日は休みです。

いろんなことをやりたいと考えていましたが、掃除していたら古いパソコンの電源に触ってしまい、久しぶりに起動されました。

OSはWindowsVistaです笑。

動作はさすがに遅いですが、普通に起動されたので感心しました笑。

Vistaはサポートが切れているのでさすがに使うのは怖いですが、久しぶりに見たハードディスクに10年以上前の写真が入っていてびっくりしました怖笑。

懐かしい若かりし頃の自分とのご対面です汗。

やっぱり今の自分が一番いいですね笑。

皆様は古いパソコンどうしてますか?

お宝発見とまではいきませんでしたが、懐かしい思い出がよみがえりました。

 

 

さて今日のテーマは「胸が熱くなる瞬間」について書いてみたいと思います。

 

連勤中での出来事です。

 

以前に自分のブログに書いた2つの記事「クリームパンとバナナと牛乳と健康食品と少しのごはん」と「リズム」に出てきた利用者が久しぶりにショートステイの利用となりました。

 

bigmemo.hatenablog.com

 

bigmemo.hatenablog.com

 

食事は相変わらず朝ごはんを少し食べて、昼食はクリームパンとバナナと牛乳を食べて、夕食は健康食品を飲んで終わりです。

 

本人がこれで良いというので仕方ないのですが、心配になります。

 

そして就寝薬も22時ピッタリを望んでいました。

 

この利用者は、とにかくこだわりが強い方です。

 

とくに時間に関しては、1分たりともズレを許しません。

 

以前のブログ「リズム」にも書きましたが、就寝薬をどのように管理していくかが今回の利用でも本人と話し合われました。

 

本人は前回の利用の時には自分自身で就寝薬を飲むから、全部渡して欲しいと言っていましたので、その後は本人が就寝薬を管理していました。

 

前回の利用中は、本人が言うにはしっかりと就寝薬を時間通りに服用していたそうです。

 

では今回の利用中も、就寝薬は本人預かりの自己管理で良いですか?ということになるかと思っていました。

 

しかし、今回は違いました。

 

「自分でも飲めると思うけど、不安だから職員さんが持ってきてください」

 

なんとも前回とは人が違ったように言っていました。

 

やはり薬の管理は難しいと本人も自覚しているようです。

 

しかし、時間に関しては譲りません。

 

「就寝薬は必ず22時ピッタリに持ってきてください!」

 

(やはりそうきたか…)

 

そこで自分はこんな提案をしました。

 

「22時ピッタリは他の利用者も居るので、必ず来れるという約束はできません」

 

「ただし、10分前で良ければ22時になる前に持ってきます」

 

と伝えました。

 

すると、「それでいいよ」と笑顔で了解して頂きました。

 

(あれ?)

 

もっと突っ込まれるのかと思いましたが、今回は素直に受け入れて頂きました。

 

就寝薬は施設で預かり、22時10分前に持っていくことになりました。

 

そしてこの日の夜、22時10分前になり、自分は休憩中ではありましたが、信用を取り戻したいと考え、利用者のもとに就寝薬を持っていきました。

 

すると、この利用者は腕時計を何度も見ながら時間の正確さに喜んでいました。

 

利用者にこの時間なら問題ないですかと確認すると、「このくらいなら問題ない」という返事を頂きました。

 

(相変わらず厳しいなぁ~、でも良かったぁ~)

 

そして、利用者本人からこんな話をされました。

 

「前回の利用の時に自分で薬を勝手に飲んでしまってごめんね」

 

「でも私は時間通りでないと不安なの」

 

「あなたなら必ず持ってきてくれると信じていたけど、時間が過ぎるのは許せないの」

 

「他の利用者が居ることもわかってる」

 

「あなた方職員が忙しいのもわかってる」

 

「だからあなた方に心配掛けないようにしたつもりだったのに、逆に迷惑かけてしまったね」

 

「今回はあなたを信じたから、お願いすることにした」

 

「私はあなたを一番に信用しているんだよ」

 

「あなたが居なくなったら誰も信用できないよ」

 

「だからこれからも利用するからよろしくね」

 

自分は胸が熱くなりました。

 

一瞬で不安が吹き飛びました。

 

前回の利用から正直、信用を失ってしまったのではないかと心配していました。

 

自分のこと、嫌がられていたらどうしよう…。

 

介助させてもらえなくなったらどうしよう…。

 

そんな不安なことばかり考えていました。

 

しかし、今回の利用でこんな素敵な言葉を頂き、自分は救われました。

 

利用者は一枚上手でした。

 

人生の先輩、いや人生の先生には敵いません。

 

自分はまだまだ未熟です笑。

 

自分を信じていてくれたことに本当に感謝です。

 

そして、自分も一生懸命この利用者に向き合ってきて良かったと思いました。

 

ここまでくると、仕事とか介護とかの問題ではありません。

 

人としてお互いにどのように接してきたかが重要になってきます。

 

信頼関係。

 

いろんな問題はありますが、信頼関係が解決してくれます。

 

完璧なんてない。

 

たまにはミスもするし、時間通りにはいかないこともあります。

 

でも信頼関係があれば乗り越えられる。

 

介護を通じて人の生き方を学んだ気がしました。

 

利用者にも、それぞれ個性があれば事情もあります。

 

介護を通じて職員と利用者の関係ではありますが、そこに信用が無ければ良い仕事なんてできません。

 

たぶんどんな仕事だって同じだと自分は思います。

 

ミスしたって真摯に一生懸命に向き合えばきっと理解してくれます。

 

自分は施設で一緒に働いている職員にも、同じようなことを伝えています。

 

何回失敗したっていいから、しっかりと利用者に向き合ってほしいと。

 

信頼関係が重要だと。

 

きっと始めは技術も無いし、コミュニケーションも上手に取れないので利用者も嫌な顔するかもしれないけど、向き合っていくしかない。

 

わからないことは勉強していくしかない。

 

そして、いずれ利用者からありがとうと言われるまで。

 

難しいとは思いますが、みんな頑張っています。

 

人それぞれ介護の方法は違います。

 

正解は利用者にしかわかりません。

 

利用者も完璧なんて望んでません。

 

技術は30点の赤点でも、笑顔が70点ならそれでいいと思います。

 

技術は学べばいい。(努力は必要ですが)

 

笑顔は経験や相手への配慮が無ければ良い笑顔にはなりません。

 

自分にできることから始めていくことが大事だと思います。

 

人それぞれだから。

 

ダメなところを好きになってくれる人もいる。

 

ダメなところも個性だと思えばなんてことはない。

 

ダメなところ理解して、別な形で補う力が必要だと思います。

 

信頼関係は大事です。

 

介護をしていると利用者に救われます。

 

これからももっと信用してもらえる介護士(人)になっていきたいと思います。

 

人生いろいろ。

 

楽しんでいきましょう!

 

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

また会いましょう。

継続は力なりと自分に言い聞かせる笑。